2013-10-27

波しぶき


これは先日、10/16の写真。

台風による大風+高潮で、正午ちかくは

釜石、根浜海岸にもかなりの高波が寄せました。

近くの道(海に一番近いカーブのところ)は

数時間通行止め。

あまりの波のはげしさに、ドキリ。

「風向きによって、波が高くなるときは高くなるよ」

と、知人のさり気ないことば。

とはいえ……(とても聞くことはできなかったけれど)

正直、あの日のことを思い出して、気持ちはザワザワ

していたんじゃないだろうか…。

   *    *    *

近隣では人的被害こそなかったものの、やはり被害は

ありました。係留していた漁船が横転したり、

時折立ち寄るcafe(手づくりの建物)が風で飛ばされたり。

「津波でなんにもなくなっちゃったから、風通しいいんだろうな」

「震災から2年以上たって、なんだかんだ言って、けっこう

荷物が増えちゃってて。吹き飛ばされて、改めて再スタート

しろってことかな」

苦笑気味の、知人のことば。

ー自然と対峙して生きるー

この自然の厳しさ、人間のたくましさと諦めと

ユーモアのゆらぎと

被災地は、今生きるのにいちばんだいじなことを

考えさせてくれる場所だと思います。

どんな形でもいい、多くの方に来てもらって、

今を見て、何かを感じてもらえたらと願っています。