2018-11-09

稲藁、丸けます?


机仕事に疲れると、夕方ふらっと前の田んぼに出かけるこの数日。

一汗かきながら、ようやく藁束をくくる作業が終了。好きな仕事です。

ビニール紐なんて使わないで、藁でワラをくくるやり方。簡単なようで、実はなかなか。

縛るのではなく、藁数本を紐のように使い、端をクルクルっとねじって丸めて留める感じです。

我が家では、「藁を丸く(丸める+くくるの意味か?)」という言い方をします。

母がこういう作業がえらく上手で、まさに藁束づくりのプロ。それを見て、以前「わたしだってそれくらいできる!」なんて豪語したものの、紐にする藁が途中でブチっと切れ、何度やってもうまく括れず。できた!と思っても、ちょっと藁束を動かすと留めたところがすぐに解けて、藁がバラバラに.....。「あんた、無器用だね」と笑われ、(くそっ!)と舌打ちしていたのでした。

この数年、修行じゃないけど、秋になるとこの作業に傾注。ようやくコツをつかみ、この秋は100束ちかく丸めたかな(ちょっと自慢)。畑の野菜の敷き藁や草よけなどにする予定です。

近年、ウチの方では稲刈りと同時に藁をコンバインでカットしてしまうことが多く(あとで田んぼにすき込みやすい)、あんまり稲わら束を作らないのですが、やっぱりこういう風景や作業って、あったり、できると、なんかいいよなーと思うのです。

ちなみに、わたしの好きな香りは、稲刈り時のワラの乾いた香りと、春、田おこしした時の土の香り。子どもの頃はすっかり「ハイジ」でした。

昔は「お前って、いつになっても垢抜けないよな」とよく言われましたが、今はそういう自分が割と好きです。