2021-03-27

ワラ切り「とよさく!」 

ワラを切るときの、サクッ、ザクッという音が最高!

今日は午前中から、せっせとワラ切り作業。

ワラでも小枝でも、手でもすっぱり切れそうな、農作業用の押して切るカッターを使って、畑でやっています。

父には「お前はおっちょこちょいで、手を切ったら大変なことになるから、そんなもの買うな」と言われたけれど、もう5〜6年使っているこのカッター「豊作」(下の台の部分に、商品名のシールが貼ってある)。

ずっと「とよさく」と読んでいましたが、今日初めて「あれ、もしかしてほうさく(豊作)?」と。

我ながら、アホさ加減に笑ってしまいましたが、とはいえ「とよさく」という呼び名、私は結構気に入っています。なんだか友達みたいな気がして、「おい、とよさくー! 元気かー?」と、思わずぽんぽんたたいて、呼びたくなってしまう。

 与作は 木を切る〜 ヘイヘイホ〜 

(サクッ、ザクッ)*ワラ切り音

 女房は〜 ・・・気立てのいい娘だよ〜

(サクッ、ザクッ)

のどかさに誘われて、思わず鼻歌が...  おや、こんなところで、ウグイスの声...

・・・・

切ったワラは田んぼにまいて漉き込んだり、マルチの代わりに野菜の根元に敷いたり。

作秋から畑にぶっ積んであったワラが、これでようやく少し整頓できてホッ。

作業は夕方まで。今宵はおぼろ月夜でございます...




2021-03-25

春はモコモコ

ボリュームがあって、茹でてもほろ苦さが抜けないワサビ菜は、この時期とても重宝

こぼれ種が芽を出して、放っておいたらこの通り。

去年、玄関先プランターのパセリが花を咲かせ、アゲハの幼虫にだいぶ食われて無残な姿になっていたものの...かろうじて種ができ、それも風に吹かれて地面に落ち、小さな芽を出していました。

なんとなく、この時期は畑や庭がモコモコな感じです。

ソラマメの花も咲いて、今年は少し採れるかな。いつもアブラムシがいっぱいついて、ほぼ実らずなのですが。




2021-03-22

道草・花便り

ローズマリーも良い香り

まだ茶色が多い屋外ですが、畑は草がしっかり大きくなっているし、花もだいぶ咲き始めています。家から50m内の花たち。

花粉症がしんどいですが、散歩や畑仕事で外に出ると、気持ち晴れ晴れ。

 

タンポポ
ツバキ
スミレ
ハナニラ
ムスカリ
ハナモモの白



2021-03-21

絵本のパネル展開催中@エソール広島


広島のお話会ほうこく に、おまけ情報があります。

実は『ヒロシマ 消えたかぞく』絵本のパネル展が、エソール広島(おりづるタワー10階)で引き続き開かれています。エレベーターを降りて、エソール広島のお部屋に歩を進めると、写真のように左側の木製ラックにパネルが。(〜3月末まで)

エソール広島はフリースペースがあり、男女共同参画やジェンダーのこと、生きる・暮らすことをじっくり考えるような本や資料もたくさんあり、ゆっくり腰を落ち着けて時間を過ごせる場所です。

広島の方々も、また広島へ行く用がある方も、ぜひお気軽にお立ち寄りください。




2021-03-19

広島・お話会(2.28)のほうこく

お手伝いいただいた皆さんたちと。エソール広島は、平和公園が眺められるデッキもあり、素敵な場所です

去る2月28日(日)、広島@エソール広島で

【『ヒロシマ 消えたかぞく』六郎さん一家との出会いと 絵本づくり】

お話会をしてきました。主催は被爆体験を継承する会&(公財)広島県男女共同参画財団(=エソール広島)です。

広島ではコロナの感染者が落ち着いてきていたときで、私としては初めてでしたが、リアル(会場参加)とオンライン(zoom)のハイブリッドで、約2時間のお話会となりました。

会場参加には広島の方はもちろん、遠方では大阪からいらしてくださった方も(約70名)。またオンラインでは、北海道、関東、愛知、大阪などからも(約50名)。

『ヒロシマ 消えたかぞく』の本ができるまでの経緯(出会いや本づくりで苦労したことなど)、また、原爆前の六郎さん一家の様子、原爆の後の家族の詳細

絵本の朗読

絵本ができてからわかったこと、今のお子さんたちがこの絵本を読んでどんなことを感じているかーー

など、準備したたくさんの写真を見ながら、語りました。(下の写真は、昨年いただいた広島本大賞特別賞の賞品・宮島の記念おしゃもじを持って説明しているところ)

たくさんの方から、アンケートに感想の言葉をいただきました。主催者を通して、私も一つ一つじっくり読ませていただいています。次の本の参考にさせていただきたいと思っています。

この絵本を通じて、それぞれがご自身や大切な人のいのちを、そしてヒロシマやナガサキに落とされた原爆のことを、また平和とは、じっくり考える機械になれば幸いです。

会場では、絵本のパネルや六郎さんが撮った写真もたくさん展示しました。

お話だけでなく写真や様々な展示も含め、立体的な会お話会にしたい... それが今、私が思っている一番のことです。

*被爆体験を継承する会の皆さん、そしてエソール広島の皆さん、本当にお世話になりました。

おまけ! 4歳のころのかずちゃん。肩車で乗っているのは妹です



2021-03-18

有明ガーデンで震災の絵本を読んできました


3.13〜14、有明ガーデンで開催された「東日本大震災発災10年 一人ひとりが復興支援を考える」催し。

「震災の記憶・教訓の語り継ぎ」ということで、『はしれ、上へ! つなみてんでんこ』(ポプラ社)の絵本の読み語りと、お話をしてきました。

ショッピングモール内の吹き抜けの広い場所で、ショッピングの家族づれなど、多くの方が会場の椅子やソファに座ったり、立ち止まったりして聞いてくださいました。二日(計3回)あったので、読み応え・話し応えがありました。

講演やお話会はそれが目的で参加されますが、そうでない、何気なく通りかかった人が耳を澄ませてくれる、というのが、私としてはとても良いことだな... と思いました。これが小さなきっかけになって、震災のことを振り返ったり、家で家族と災害の備えについて話したり、そういう種まきのように感じました。

・・・

会場では、宮城の南三陸町・ホテル観洋の伊藤さん(仕事中に震災を体験、その後の語り部活動への思いや防災士としての思いなど)のお話もあり、私もじっくり聴かせていただきました。お恥ずかしながら、私はどうしても釜石ピンポイントなので、ほかの東北沿岸部地域のことをよくわかっていないのです。私もぜひ南三陸へ行って、まず、伊藤さんの語り部のバスに乗車したいと思いました。

またパネルディスカッションもあり、当時イオンモール名取、そしてイオン気仙沼店で勤務中に災害に遭われたお二方の発災直後からお店再開までのリアルなお話を聞けたのも、貴重なひと時でした。災害は、場所も時間も選ばず起こります。どういう状況においても備えが大切なのはもちろんですが、実際はその後の対応、人々への声かけや協力、外からの声や要望などが、さらに重要になってきます。

「考えていないことは、できない(とっさに頭も体も動きにくい)」ーーこれは、この震災・長い取材を通じて私が学んだ大きなことでした。こうしてだれかの体験談を聞いておくことこそ、気軽にできつつ、とても大事なことなのです。

・・・

今回の「震災の語り」は大きな催しの中の一つで、有明ガーデンではその他にも、震災から10年を経てのフォトコンテストや『アート村』アーティストによる東北応援絵画の展示、また屋外では山形の巨大鍋(直径2.3m!)が登場して、山形芋煮のおふるまいなどもありました。(牛肉たっぷりの里芋・甘辛しょうゆ味は、食べ応えバッチリで美味しかったー!)

10年は節目ではありますが、毎日が復興の日々でもあります。これからもいろいろな規模・いろいろな場所で、こういう催しが開催されることを願います。そして機会があれば(絵本の朗読やお話でもよかったら)、私も精一杯参加したいと思っています。

それが、数々の災害で亡くなられた方々、そのご家族や関わる方々が過ごしてきたこれまでの日々への、せめてもの「向き合い方」だと思うからです。

p.s.お写真を送ってくださったkusanoさん、ishiiさん、ありがとうございました。

 




2021-03-12

3.13-14 有明ガーデンで震災復興の催し・絵本朗読します


3.6(〜3.14)に有明ガーデンで開催されている、東日本大震災復興イベント

「東日本大震災発災10年 一人ひとりが復興支援を考える」(復興庁後援)

明日・明後日の日中、私も「震災の記憶・教訓の語り継ぎ」というコーナーで、参加させていただきます。

釜石の子どもたちの避難の様子を描いた『はしれ、上へ! つなみてんでんこ』絵本を朗読し、釜石の写真を見ながら、当時や震災後の様子を語ります。

(13日:11:00〜 / 14:00〜 & パネルディスカッション

 14日:13:00〜 )

@有明ガーデン・モール2F 中央吹抜広場(特設ステージ)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000062100.html

とても大きなイベントで、この他にも屋内では震災のフォトコンテストやアーティストによる東北応援絵画の展示、また屋外では、巨大大鍋による・ふるまい山形芋煮、東北各地のフードトラックなど、様々楽しめる催しになるそうです。

お天気が気になりますが.... 災害やいのちを守るためにどうしたら良いか、楽しみながら考え、東北に心を寄せる機会に、コロナ対策も気をつけながらお立ち寄りいただければ幸いです。

 




2021-03-11

東北を思う今日


3.11から10年。

節目とよく言われるけれど、この日を境に何かが急激に変わるのでもなく、今日に続く明日がまた来る、と私は思う。

確かに、一度立ち止まって、これまでのことを振り返ることは大切で、振り返りや検証なしでただただ今まで通りひた走ることはある意味危険だし、見直さなければならないことはたくさんあると思う。

だからこそ、10年前からも続いているこの一日一日が大事なのだと思う。3.11の今日だけでなく、明日も、明後日も、その次の日も。

今年は、家族の健康のこともあってこの3月に東北へ行けないけれど、自分の行けるときに、行きたい時に、必要とされる時に、しっかり準備をして行こうと思っている。

大事なのは、今日に続くこれからだから。

待っててけろ。




2021-02-26

手作り「あふ」=黒糖蒸しパン


ピンポーン! と届いたダンボール箱に、黒糖がどっさり。

「ああ、新物のシーズンなんだなあ......」

年末〜年が明けて2〜3月ごろまでは、南の島のキビ(サトウキビ)収穫シーズン。

収穫後、工場で絞られた汁から作られた黒糖が、店頭に出回るのが今の時期なのです。

 

 

去年はコロナもあって沖縄の宮古島や伊良部島に行けなかったので、収穫作業がお手伝いができずに残念... と思っていたら、キビ農家の知人が送ってくれました。

この黒糖で作る「あふ=黒糖蒸しパン」が最高です。

我が家は時折まとめて作り(30個くらい)、一部冷凍庫で保存。気が向いた時にレンジで温めてパクリ。強力粉を使っているのでムッチリした歯ごたえで、黒糖の素朴な甘みと合わさって、何ともホッとする味なのです。

加えて、上に乗せるゴマ。これ、自家産です。

ゴマは収穫後、何度も水を換えてきれいになるまで洗って、干して、ゴミを取ってと手間がかかりますが、やっぱり美味しい。

これをミニほうろくで煎るのが、私の幸せ時間 。

プツプツ、ピチンピチン! とほうろくの中でゴマが跳ね始めると、煎りゴマの香ばしい香りが家中にプ〜ン。えも言われぬ恍惚感。

明日から広島へ。まずは2/28のお話会をしっかりやり切って、帰ってきたらまたいっぱい「あふ」を作ろう〜!

このミニほうろく、20数年前、確か岐阜?取材に行った時に
民芸店で買ったもの。大切に使うと、いい味出てきます。
古道具のようになりたい...
 



2021-02-24

水俣は、ちゃんぽんあり、お茶あり、蘇峰さんも


雑誌『日本児童文学』の1・2月号で、ノンフィクションの記事を書きました。

熊本の水俣を取材した記事です。

その裏話的? その他のプチ情報を日本児童文学者協会のブログに掲載しました。

http://jibunkyo.main.jp/index.php/editorialstaff/archives/11

水俣の知られざる?庶民的銘品、「へ〜!」というような出身文豪のことなどをチラッと書いています。

行って回って、知ること多々。美味しいものもたくさん。これだから、旅はやめられません。

昭和初期に撮られた、水俣のお茶農家・桜野園さんの一枚。歴史を感じます