2012-07-16

good bye Nuclear


昨日から家の事情で再び静岡へ。

昨晩、広島の知人から電話があって、
「宇根さんを偲ぶ会、無事に終わったよ」と。
今年2月に他界した宇根利枝さん。
50年以上、原爆の慰霊碑に、清水をお供え
し続けてきたおばあちゃん。

子どもみたいにかわいい表情、
「携帯は持たないの。閻魔様から
〈早う来い〉って電話きたら困るから、アハハ」
いつも、ユーモアたっぷりのことば。
人に惜しげなく与える人。
いつかは、帰りがけに
「埼玉まで帰る新幹線の中で、食べんさい」と、
パックに入ったおにぎり5個、お稲荷さん5個を
半ば強引に手渡されたことも。
「一人じゃ食べきらないよー!」
と言っても、
「道中長いし、何があるかわからんけえ。
持っていきんさい」
みんなで笑った懐かしいあの日。

誰が何と言おうと、信念を曲げず、
原爆献水活動を貫き通した宇根さん。
子どもを、人を、自然を愛し続けたおばあちゃん。
今の福島の様子を見たら、なんて言うだろう。

いのちと健康あっての人生、生活、社会。
でも、わたし達も生活を、
腹をくくって見直さねばならないと思う。
「イヤ、ダメ」だけでなく、その先のVision
……私は、見えているか、自問自答。

今日、代々木公園には行けないけれど、
「さよなら原発」、気持ちはいっしょです。

今年初めて咲いた、庭の「はるかのひまわり」。
昨夏、福島・いわきで見たたくさんのひまわり、
あの時の複雑な気持ちが、忘れられない。