波しぶき
これは先日、10/16の写真。
台風による大風+高潮で、正午ちかくは
釜石、根浜海岸にもかなりの高波が寄せました。
近くの道(海に一番近いカーブのところ)は
数時間通行止め。
あまりの波のはげしさに、ドキリ。
「風向きによって、波が高くなるときは高くなるよ」
と、知人のさり気ないことば。
とはいえ……(とても聞くことはできなかったけれど)
正直、あの日のことを思い出して、気持ちはザワザワ
していたんじゃないだろうか…。
* * *
近隣では人的被害こそなかったものの、やはり被害は
ありました。係留していた漁船が横転したり、
時折立ち寄るcafe(手づくりの建物)が風で飛ばされたり。
「津波でなんにもなくなっちゃったから、風通しいいんだろうな」
「震災から2年以上たって、なんだかんだ言って、けっこう
荷物が増えちゃってて。吹き飛ばされて、改めて再スタート
しろってことかな」
苦笑気味の、知人のことば。
ー自然と対峙して生きるー
この自然の厳しさ、人間のたくましさと諦めと
ユーモアのゆらぎと。
被災地は、今生きるのにいちばんだいじなことを
考えさせてくれる場所だと思います。
どんな形でもいい、多くの方に来てもらって、
今を見て、何かを感じてもらえたらと願っています。