3.11 風船に乗せて
3.11、午後2時46分。
このときを、根浜海岸で迎えました。
宝来館のみんなやお客樣方、立ち寄られた方々と
願いをこめたメッセージを書いた風船を手に。
海に見える船は、海上保安庁の船です。
地震がきたあの時間、一斉にサイレンが鳴らされ、
みなで海に向かって黙祷を捧げました。
その後、風船を空に。
あの地震と津波を越えてこの3年の時間を生きてきた
方々の気持ちを思うと、簡単にことばが出てきません。
「生きていてよかった」と、生き残った方々がせめてそう
思える、言えるようになるようなサポートや、被災地の現状を
伝えつづけること、行政の対応に物を言っていくことこそ、
わたしたちみなのできること、役割ではないかと思う日々です。