佐藤ひらりちゃんのこと
先日のラジオ「日刊! さいたま〜ず」でも紹介した、佐藤ひらりちゃん。
生まれながらに全盲というハンディキャップを持ちながらも、小さい頃に音・歌にめざめ、高校2年生になった今、音楽を学びながらシンガーソングライターとして活躍しています。
ひらりちゃんとの出会いは、2012年、東日本大震災から約1年後の岩手県釜石市でのこと。わたしがお世話になっている海辺の「宝来館」という宿の大広間で、ひらりちゃんのミニコンサートが開かれたのがきっかけでした。
会場準備をお手伝いしながら、わたしもひらりちゃんの歌を聴いて、度肝をぬかれました。
当時ひらりちゃんは小5。その歌声はもちろん、希望を歌いこんだ歌詞にもおどろかされたのです。「みらい」という歌でした。(写真は2012年の釜石でのコンサート)
あれから6年。
ひらりちゃんのお母さんから久々に連絡をもらったことで、去年暮れから度々会うようになりました。この6年の、ひらりちゃんの成長はすごい。そしてお母さんも。
人前で歌う事は華やかに見えますが、ここまでの間、どれだけいろんな山や谷を越えてきたか。先日、取材でひらりちゃんの通う盲学校にもおじゃまし、授業を後ろで見せていただいて、目が開かれる思いがしました。
「知らない事を知る」のはとてもだいじなこと。ひらりちゃんを通じて、わたしも「見えない世界」や「見える人が多い世の中での見えない生活」の一端を学ばせてもらいました。
そんな思いをこめて、記事をJAさんの子ども雑誌『ちゃぐりん』6月号に書いています。機会があったら、来月の今ごろ、お近くのJAさんで見てください。
*youtubeで、ひらりちゃんの歌声を聴く事ができます。「みらい」や「なないろの夢」でcheckしてみてください。