絵本のお話会 @埼玉・鴻巣8月
8月11日の山の日には、埼玉県防災学習センター「そなーえ」で絵本の読み聞かせ会を。
夏休みとあって、館内は親子連れでいっぱい。この人たちがみんな読み聞かせ会に来たら、会場があふれちゃう....! と思いきや、実はこの日は同センター3階で、午前と午後に工作イベントがあり(つくろう! おかしのおうちのちょきんばこ)、それに参加する親子連れがすごーく多かったのでした。(夏休み中、センターでは盛りだくさんのワクワクイベントを開催。冷房も効いているし、隣にスーパーマーケットもあるので、1日学びながら遊べる優れた施設)
午後1時半からのお話会は、写真の通り。スクリーンに絵本の絵を映しながらの朗読は、ここが防災学習の場なので、『はしれ、上へ! つなみてんでんこ』。
震災を生き抜く子どもたちのお話は、真に迫っていたのか(会場の照明を少し落としたこともあったからかな...)、子どもたちが津波を背に高台に走って逃げるシーンでは、私の前にいた4〜5歳の僕ちゃんがお父さんの腕をぎゅっ...。それでもしっかり絵を見てくれていました。
小さい子にこの絵本がどれだけ理解できるかわからないけれど、作者の私としては、決して怖がらせる気持ちはなく、「小中学生のお兄ちゃんやお姉ちゃんたちが助け合って津波から一所懸命に逃げて、今もみんなが精一杯生きている。海は怖いだけじゃなく、お魚なんかもいっぱいいて、大事なものなんだ」といニュアンスだけでも伝わればと、そんな思いでした。(とはいえ、ちょっと難しかったかな...)
もし機会があったら、今度は、子どもたちの心の復興を支える大人たちのがんばり、素敵な公園と大壁画を描いた絵本『あしたがすき』を読みたいな...と思った私でした。
▼会場の壁には、『ぼんやきゅう』絵本の原画も展示。せっかくだったら、『ぼんやきゅう』も読めばよかったか....うむ、課題は次に活かそう。