「私の出会った先生」ーー月刊『クレスコ』1月号
現場から教育を問うー『月間 クレスコ』(大月書店)の1月号に、原稿を書かせていただいた。
「私の出会った先生」というタイトルで、毎回違う方が書くエッセー。
私の思い出に残る先生といえば、小学校5・6年生の2年間を受け持ってくれた草野政夫先生。「草野先生無くして、今の私無し」というくらい影響を受けた。
よく話し、よく遊び、よく歌い、よく創り、よく考えるくせをつけ、意見を引き出してくれるエネルギッシュな先生だった。
外遊び、読書、劇、創造的なものづくり(図工)、歴史の授業では農民一揆、戦争や平和(原爆)、水俣病など、気がつけば、今の自分が取材して書いている記事や本の元は、先生がタネを蒔いてくれたことだったかとハッとする。
五感全開で、先生も私たち生徒のみんなも、毎日思いっきり生きていたあの日々。
どちらかというと「良い子」で通っていた私が、そこで一度弾けた気がする。
教育って、やっぱり大事だ。
私は先生にはなれなかったけれど、「子どもたちの心を広げたり深めたりする本を書くこと」で、少しでも子どもたちや現場の先生の応援ができたらと思っている。
機会があったら、ご覧ください。