地道のだいじさーー若者たちの、核禁条約プロジェクト
コロナに右往左往させられる毎日。が、いやいや、ここは一呼吸おいて...。世の中ではいろんなことが動いていることを意識しなければ。自戒を込めて。
「すすめ! 核兵器禁止条約プロジェクト」
http://www.susumeproject.com/?lang=ja
2021年1月22日に迫った核兵器禁止条約発効をさらに盛り上げるべく、長崎・広島・東京に住む若者が、共同ですすめ!核兵器禁止条約プロジェクト。
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わたしは元々、「毎日コツコツ地味に続ける」というのが苦手な性質で、瞬発力(火事場のばか力)で物事をこなすことが多い人生でした。結構体力があるので、「うりゃっ!」とばかりに猛集中してやり遂げる。月刊誌の編集をやっていた時の癖かもしれません。
でも絵本や本を書くようになって、わかりました。雑誌の記事ならば、一晩二晩の徹夜でなんとかなっても(決して手を抜いているわけではありません..)、本はそうはいかない。日々の準備、原稿も行きつ戻りつしつつも少しずつ進めていかないと、とてもとても。数日徹夜できたとしても、だんだん頭が回らなくなって、「あれ、何書いてるんだっけ?」となる。
長く読んでもらえるものにするためには、やっぱり制作過程での発酵や熟成が大事なんじゃないか。(とは言っても、時間をかけて丁寧に作ったものが全てが日の目を見るかといえば、現実は厳しい...)
時間がかかる・かけることの大事さに気がついたのは、畑仕事からも。
種を撒かねば芽は出ない。急にナスやトマトがボン!となるわけではなく、芽が出て、双葉が出て、本葉になって、毎日毎日ゆっくり成長して、数ヶ月かかってやっと。その間に虫に食われて茎がポッキリ折れたり、大雨が降って根が腐って苗が枯れたり。
でも何本かは、なんとか生き残って元気を取り戻し、花を咲かせて実をつけて。
だから、地道に育てる・やっていくことがものすごく大事なんだと、今ごろになって痛感しています。
核禁条約も、私たちが考えて動いて、育てていかないと前に進まないんだなと思います。
本を書くこと以外に他に自分にできることとして、一人でも二人でも、大事な活動を知ってもらうことも。