ヒロシマの貴重な証言 平和資料館の動画
『ヒロシマ 消えたかぞく』、『あしあと』本の取材でお世話になった、鈴木恒昭さん。鈴木六郎さん一家のご親せきです。
恒昭さん自身も、あの原爆を体験されています。当時中学2年生。
広島平和記念資料館では「被爆証言ビデオ」を作成していて、つい先日、恒昭さんの証言もyoutubeで観られるようになりました。
ご自身の体験、そして六郎さん一家についても語っています。
https://www.youtube.com/watch?v=P01X86jLP7U
わたしもお宅にお邪魔すると、いつもこんなふうに恒昭さんのお話を聞かせてもらっています。時に身振り手振り。
情感あふれる恒昭さんのお話を聞いていると、わたしは、頭に浮かぶ当時の風景に彩りがほどこされていくような印象を受けます。
『消えたかぞく』絵本がああいう形で完成したのも、恒昭さんの人間味があったからこそと、改めて感じています。
記録って本当に大事。それぞれが、その時々でできる様々な方法で残すことが、戦争であれ原爆であれ人であれ、後にその「対象」を立体的・多面的に捉える基盤、貴重な材料になると、わたしは信じています。