2018-09-02

防災の、黄色いタオル

黒文字で「無事です」と印刷された黄色いタオル
我が家は玄関外のドアノブに。ご近所では郵便受けや門扉などにかけている家も。実施率が高かったのは、やっぱり各地で災害が多いからか

今日は居住地域の防災訓練。留守が多くてなかなか参加できない反省もあり、今回はしっかり参加。

今年から「安否確認タオル」の運動がスタート。先日、町内会の防災委員会から各家に配られた黄色いタオルを、今日は朝8時半までに家の外(見えやすい場所)に結びつける。これは災害時、「この家には救助を必要とする人はいませんよ」=安否確認がスムーズに行える工夫(運動)だ。現在、色々な地域で行われている(元は黄色いハンカチ運動。神奈川県内などで盛ん)。

これって、釜石でいうと、東日本大震災前に中学生たちが考えた「安否札」と同じ仕組みだ。ただし釜石の場合は「オレンジの紙(A4)に〈避難しました〉と書いてラミネートしたもの」で、津波襲来をおそれての事前避難を示す=「安全な場所に避難したので、家には誰もいないですよ」ということを示している。これを震災前に考えついて、地域に配って歩いた子どもたちの想像力と行動力に改めて感服してしまう。

地味な活動に見えるけれど、町内全域に安否札やタオルを配って具体的な訓練までするというのは、思っている以上に簡単じゃない。でもそれが、いざという時にものすごい威力というか効果を発揮する(本当は、そういう事態にならない方がいいのだけれど)。

今日はその後、近くの公園で消防署の方の指導のもと通報訓練や消火訓練が行われて終了。子供連れの家族も含めて150人近く集まり、水が入った消化器で的をねらう消火訓練は、特に子どももキャッキャ言って大人気だった。もちろん私もおぼつかない手つきで消化器訓練に参加。

束の間の晴れ間、楽しい防災訓練だった。楽しいって、やっぱり大事。町内会防災委員会&班長さん、本当にご苦労さま!