2020-01-25

ヒロシマ関連のお知らせを二つ


●2011年春に出版した絵本『海をわたったヒロシマの人形』(文研出版)。

広島平和記念資料館の新着資料展で展示されていたものを偶然見て、その古い小さな手作り風の人形がたどった、海をこえた長い旅(日本とアメリカ)の実話を取材・描いたもの。

展示の都合で、その後その人形を見ることがなかなかできなかったのですが、つい先日、平和資料館から連絡をいただきました。

  以前、指田さんが絵本にされたミーダーズさんのお人形、
  昨年末から始まった企画展で展示中です。
  会場は東館1階です。

http://hpmmuseum.jp/modules/event/index.php?action=PageView&page_id=15

もし広島へお出かけになることがあれば、ぜひ平和資料館へお立ち寄りください。私も近日中、久しぶりに人形に会ってこようと思います。

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●もう一つは、

去年11月末に「広島本大賞2020」という選考があり、昨夏出版した『ヒロシマ 消えたかぞく』(ポプラ社)がノミネート11作品のうちの一つに選ばれました。

https://twitter.com/hirobooktaisho

ほんとうにうれしく、ありがたいこと。広島出身でない私が、悩みながらヒロシマのことを書いてきたこれまで。取材や原稿執筆はしんどいこともありますが、たくさんの人の力をお借りし、内容を突き詰め、大きな壁を乗り超えて作り上げることができてほんとうによかった...と、ちょっと涙が出る思いです。

一人でも多く、鈴木六郎さんの素晴らしい家族写真を見ていただき、家族や平和、そして戦争や原爆が奪ったもの、その恐ろしさ、ひどさ、かなしさを考える機会になってもらえればと思っています。(最終選考は3月とのこと)

これをさらに深める本を、ただ今取り掛かり中です。精一杯やるぞ!