水仙が咲きました
毎年、物干し台の元に芽を出す水仙。先週前半は、芽がちょっと育ってきたかな、くらいだったのが、あれよあれよという間に、昨日今日でパッチリ花を咲かせて。
鮮やかな黄色なので、まだ茶色が多い庭が、そこだけ光輝くように明るいです。
その割に、意外と香りがしないような... 今日は一日強風だったせいかな?
昨日から、花粉がワサワサ降っている感じで、ティッシュが手放せません。
間もなく講演もあるし、今年は柔らか・濡れティッシュを使って、鼻の下にかさぶたができないようにしたい... って、マスクしてるから、わからないか。
来週の日曜日にお話し会を @ 広島
度々のご案内、恐縮です。
来週日曜日の午後、広島でお会いしましょう。オンライン(zoom)でもご参加できます。
会場のエソール広島では、『ヒロシマ 消えたかぞく』絵本のパネル展も開催します。
コツコツ準備をする昨今です。
(合間に畑仕事もしつつ...今日は初夏の陽気。外は気持ちよかった!)
人形づくり修行中...髪ふき
本の仕事や畑仕事の合間に、師匠(雛人形の頭師)の元へ通って人形づくりを教わる日々。
ここ数回は、自分で面相を仕上げた小さな市松人形の頭に、髪をつける(髪ふき)作業です。
人形の髪に使っているのは、基本、絹糸やナイロン糸を黒く染めたもの(写真は絹糸)。絹糸とナイロンでは光沢も手触りもだいぶ違い、どちらもそれぞれの良し悪しがあるので、人形によって使い分け。
この絹糸束の端に竹ベラでノリをしごくようになじませつつつけて、顔に合った長さに切ったものを、前髪、脇、後頭部と順にペタッと貼りつけていきます。(完成までには、この後にもう1段階工程あり)
このノリを絹糸束につける作業一つにしても、何度やってもうまくいかず、本当にむずかしい。師匠はリズムよくスイスイトントンやってしまうのに、いくら同じようにやってみても(自分ではそのつもり)、糸にノリが染み込まない、ムラができてしまう。
ノリの浸透が甘いと、髪が人形の頭にペタッと貼りつかないし、後でパラパラ落ちてきてしまうことに。指で抑えてなんとか付けようとすると、今度は髪が自分の手にグチャグチャくっついて... 。「あ...なんでこうなるかな...」と時々ため息。
とはいえ、日々形になって行く行程は面白いし、「失敗してこそ覚える!」と、めげずにチャレンジ。
こういう手作業が何百年も受け継がれ、日本の雛人形は作られてきたのです。が、今は素材も作り方もかなり効率化し、伝統技術が消えつつあります。
少しでも覚えて、なんとか繋げられたら... とまではとてもいかないかもしれないけれど、とにかく今は作業を覚えるために全集中! 別な脳を使う、大事な時間です。
まさに、グレープ!フルーツ
高さ7mほどはある、私の実家のグレープフルーツの木。酸味が少し和らいだ、今が食べごろ。大きくなった和ちゃんは、今も時どき木に登っては、実をもいでいます。上から、
「そっちに落とすよーーー」と声をかけると、
「わかったー」と、母が下でバケツやエプロンで構えて実をキャッチ。
こんなにたわわに実って、まさにグレープ(ブドウ)のようなフルーツ。見ているだけで、とっても幸せな気持ちになります。
これ、私が小学校に上がるか上がらないころ、当時としてはまだ珍しかったグレープフルーツを母が八百屋さんで買ってきて、食べようとしたらフサの中にチョロリと芽が出ている種を発見。
「お母さん、これ、蒔いてみようと思う」
と言って、北東の日当たりの良い場所に蒔き、大事にだいじにダイジに育てて約50年。(年齢からすると、私の妹分)
すごいーーーーーこりゃ叶わん... といつも思うのは、タネの生命力もだけれど、母の発想・行動と、面倒見の良さ。
私が好きなのは、花の季節。木の下にたたずむと、なんとも爽やかな花が香るのです。
春よ来い、早く来い...
武蔵浦和図書館でパネル展
さいたま市内の武蔵浦和図書館(JR武蔵浦和駅から徒歩1分)で、2/9(〜2/23)『ヒロシマ 消えたかぞく』絵本のパネル展が開催されています。
図書館(2/3階)が入っている建物・サウスピアは、子育てセンターや区役所、コミュニティーセンター、シニアふれあいセンターなども入っている複合公益施設。
いろいろな方が観てくださったら、うれしいです。
虹!
午後4時過ぎ、近くの保育園にお米の配達を終わって家に帰る途中で、東の空に虹発見。なんと二重の虹!
一昨日の東北の地震、加えて雨が気になり、岩手の知り合いに連絡をして様子を聞いたりしている今日でしたが、この虹を見て少し気持ちが落ち着きました。
どの地域にいても、ここしばらくは地震について油断はできません。お互い、けがをせぬよう、命を守れるよう、とにかく気をつけっぺし。水、懐中電灯、ヘルメット、靴、保存食など、我が家も確認した昨日今日です。
明日が良い日でありますよう。
まめ・豆 de アート
畑仕事をしていると、野菜はもちろん、草花のツルやら実やら、その造形の美しさに、ハッとすることがあります。
気が向くと、パチリと一枚。これはあずき(小豆)。
なんでお豆さんがこんなにきれいに並んで、サヤに入ってるんだろう。サヤのウネウネ感も、これ、作ろうと思ってもできないし。色もなんとも素朴ですてき.... とブツブツ言いながら、一番いい感じに見える置き方を試行錯誤して。
こういうことをやっている時間が、とてつもなくしあわせです。
畑は宇宙。
トラさんおひな様!
人形続きで、ぜひこちらを紹介しておきたい...
このトラの歯、胡粉とニカワを溶いたものをのせて、一本一本ちゃんとついているんです。すごいでしょ!?(ちょっと強目の顔してますが..) 触ると、歯がガジガジしています。伝統の職人技です。
これは2013年に、東日本大震災後の被災地・岩手県釜石市で、「雛人形作り(絵付け)イベント」を開いたときのもの。津波で家を流され、雛人形も流され、とは言っても仮設住宅住まいに大きな雛人形を買うわけにもいかない... でも、やっぱり3月の節句はちょっとでもやりたい...
そんな思いの人が多いと感じ、我がお師匠さん(雛人形頭師)ご夫妻を釜石にお連れして、地元の若者たちNPOに協力してもらい、行ったのでした。
釜石は「虎舞」が有名なので、釜石オリジナルの「虎舞雛」も作ってもらって。
催しにはたくさんの人が来てくれ、中にはお子さんを連れたお母さんなどもいて、みんなで「自分だけのおひな様」を作って楽しんでいただきました。
東日本大震災から、この3月で10年。東北沿岸部の風景は復興とともにだいぶ変わりました。とはいえ、気になることもまだまだあります。行ける時に行って、少しでもできることをしたいと思っています。
もうすぐ手元に まねきねこ
先週やっと完成した、まねきねこ。
多分週明けには、それぞれのお手元に。
実はねこたち、あるコンクールで受賞されたお子さんたちへの、わたしからの贈り物でした。
この2/5と2/6の毎日新聞の朝刊で、内容が紹介されています。
https://mainichi.jp/maisho/articles/20210205/kei/00s/00s/009000c
http://mainichi.jp/maisho/articles/20210205/kei/00s/00s/007000c
いつも取材したり本を書いたりしながら、
「たくさん出会ったヒロシマの方達から託されたものを、次の世代に繋げられているだろうか...」と迷ったり悩んだりしているのですが、こういう報告はとてもうれしく、いっぱい勇気をもらいました。本当は、本を読んでくれたみんなに贈りたい気持ちでした。
ねこちゃんが、それぞれのお子さんたち&お家に、いっぱい福を招いてくれますように!