1.17
今年は出かけられないけれど、埼玉から祈っています。
うどん屋のおっちゃん・藤野さん、
のんちゃん、しょう君、そしてはるかちゃん。
もっともっと、たくさんの方たち。
この26年の間に私たちが体験したこと、学んだことを
私たちは今に活かせているか...
「いのち」が大切にされ、「人の尊厳」が守られているか、
そういうことを、せめてじっくり考える日にしないとと思う。
気休め筋トレ
軽ーく体をほぐししてから、これを使って腹筋30回、腕立て15回、足踏み健康6〜7回。その後に両腕をゆっくりグルグル前後に8回回し、最後に伸びをして左右に8回。
これがワンセットで、できるだけ1日に2回。外に出られなければ3回。
目が疲れた、気分転換したい時。あるときはテレビを観ながら...
セット回数を増やしたのは最近だけれど、去年から、家にいるときはほぼ。
以前はヨガマットの上で腹筋運動にチャレンジするも、お腹に力を入れて上半身を「ヨイショ」と持ち上げようとすると、抑えがないものだから両脚が上がってゴロン(トドのよう)。夫に「脚抑えて」というのも癪なので、思い切って腹筋マシーンを購入(割とお手頃価格)。
最初の3週間は腹筋よりお尻の方が筋肉痛。いつの間にかそれも慣れてなくなり、今はスイスイ。補助具使ってだし、大したことないかもと効果は期待していなかったけれど、意外とそうでもない感じで。特に腕立て伏せが。
ひとたび取材に出ると、大荷物は現地に送るものの、リュック、三脚、スーツケースなどは持ち歩き。リュックの中にはPC・カメラ・ICレコーダー、それからノートや資料。おっと、水筒も忘れちゃいけない...となると、体力なしでは、できなくて。
前に、急に重いものを持って腕の筋を痛めた苦い記憶があるので、(やっぱり、ちょっとはやっとかないと危ないな)と。体が硬いと、それだけで怪我の危険性も増えるし。
好きでやっているものの、実は畑仕事も体力づくりの一面あり。
今年はいつになったら、取材に行けるかな。「いざ」に備えて、今日も腹筋してます。
地道のだいじさーー若者たちの、核禁条約プロジェクト
コロナに右往左往させられる毎日。が、いやいや、ここは一呼吸おいて...。世の中ではいろんなことが動いていることを意識しなければ。自戒を込めて。
「すすめ! 核兵器禁止条約プロジェクト」
http://www.susumeproject.com/?lang=ja
2021年1月22日に迫った核兵器禁止条約発効をさらに盛り上げるべく、長崎・広島・東京に住む若者が、共同ですすめ!核兵器禁止条約プロジェクト。
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わたしは元々、「毎日コツコツ地味に続ける」というのが苦手な性質で、瞬発力(火事場のばか力)で物事をこなすことが多い人生でした。結構体力があるので、「うりゃっ!」とばかりに猛集中してやり遂げる。月刊誌の編集をやっていた時の癖かもしれません。
でも絵本や本を書くようになって、わかりました。雑誌の記事ならば、一晩二晩の徹夜でなんとかなっても(決して手を抜いているわけではありません..)、本はそうはいかない。日々の準備、原稿も行きつ戻りつしつつも少しずつ進めていかないと、とてもとても。数日徹夜できたとしても、だんだん頭が回らなくなって、「あれ、何書いてるんだっけ?」となる。
長く読んでもらえるものにするためには、やっぱり制作過程での発酵や熟成が大事なんじゃないか。(とは言っても、時間をかけて丁寧に作ったものが全てが日の目を見るかといえば、現実は厳しい...)
時間がかかる・かけることの大事さに気がついたのは、畑仕事からも。
種を撒かねば芽は出ない。急にナスやトマトがボン!となるわけではなく、芽が出て、双葉が出て、本葉になって、毎日毎日ゆっくり成長して、数ヶ月かかってやっと。その間に虫に食われて茎がポッキリ折れたり、大雨が降って根が腐って苗が枯れたり。
でも何本かは、なんとか生き残って元気を取り戻し、花を咲かせて実をつけて。
だから、地道に育てる・やっていくことがものすごく大事なんだと、今ごろになって痛感しています。
核禁条約も、私たちが考えて動いて、育てていかないと前に進まないんだなと思います。
本を書くこと以外に他に自分にできることとして、一人でも二人でも、大事な活動を知ってもらうことも。
「私の出会った先生」ーー月刊『クレスコ』1月号
現場から教育を問うー『月間 クレスコ』(大月書店)の1月号に、原稿を書かせていただいた。
「私の出会った先生」というタイトルで、毎回違う方が書くエッセー。
私の思い出に残る先生といえば、小学校5・6年生の2年間を受け持ってくれた草野政夫先生。「草野先生無くして、今の私無し」というくらい影響を受けた。
よく話し、よく遊び、よく歌い、よく創り、よく考えるくせをつけ、意見を引き出してくれるエネルギッシュな先生だった。
外遊び、読書、劇、創造的なものづくり(図工)、歴史の授業では農民一揆、戦争や平和(原爆)、水俣病など、気がつけば、今の自分が取材して書いている記事や本の元は、先生がタネを蒔いてくれたことだったかとハッとする。
五感全開で、先生も私たち生徒のみんなも、毎日思いっきり生きていたあの日々。
どちらかというと「良い子」で通っていた私が、そこで一度弾けた気がする。
教育って、やっぱり大事だ。
私は先生にはなれなかったけれど、「子どもたちの心を広げたり深めたりする本を書くこと」で、少しでも子どもたちや現場の先生の応援ができたらと思っている。
機会があったら、ご覧ください。
ウッシッシ、おめでとう
このコロナの様々な影響を思うと、わたし自身、今年のお正月は素直に「あけましておめでとうございます」と言いにくい気持ちがありました。
でも成人の日は別。
二十年、それぞれよく生きて、大きくなりました!
(姪っ子の成長を見ても、感無量)
自分の二十歳の頃を思い出しても、「成人おめでとう」と言われたら、「まだ子どもの気もするけど、ちゃんと大人の仲間入りしたんだ」という照れのようなちょっとした緊張感とうれしさがあったなあ。
あわてず、じっくり、自分の道を、歩いてください、若者たちよ。
ときどき、「モー、やってらんない!」と声をあげることがあってもいい。
そんな時、しっかり耳を傾け、いっしょに考えてあげられる、大人・人間でありたいと思います。
p.s.雛人形づくりの修行を、細々継続。頭師・師匠は80歳になりましたが、「まだ俺は作りたいものがあるんだよね」と、創作意欲満々。「人って、年齢じゃない」と思う日々です。
的場人形工房 http://matoba.photolib.jp
『日本児童文学』2021年1・2月号が完成
実は、日本児童文学者協会の機関誌『日本児童文学』(小峰書店)の、この1・2月号から編集に関わっています。編集会議は去年の7月から毎月開催(このご時世なのでオンライン会議)。
やっとできた一冊。刷りたてのページが眩しい。
創作特集の題は「ディスタンス」distance 。
色々な試みをということでノンフィクションのページも設け、そこに記事を書かせていただいています。
「いのちと食べ物と水俣」(計7pages)
小学校の時、担任の先生から初めて聞いた水俣病のこと。
コロナ一色だった昨年、色々思い巡らせる中で、「原因や治療法がわからないがゆえに高まる不安や緊張感。それがもとで起こる差別」ーーこれって水俣病事件と似ているんじゃないか? と感じ、とにかく出かけ、現地で見たこと、知ったこと、思ったことをまとめています。水俣で自然栽培(無肥料無農薬)でお茶を作っている桜野園・松本和也さんを中心に据えて書いています。
「distance」 のお題に応えられたか、まだ自分でも客観視できていませんが...。
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ちなみに、私にとって「distance」と言えば、アメリカの歌手・女優であるベッド・ミドラーが歌う「From A Distance」。「遠くから見れば この世界は一つの楽隊で 人々はみなそれぞれの音を奏でる楽器 希望や平和を願って奏で、歌う...それは響き渡る...」
人に会う時、文章を書く時、畑を耕している時、いつも心にある歌です。
https://www.youtube.com/watch?v=dmMexM4N14c
2021年「いのち」をkeywordに
ーー 2021年が 健康で豊かな一年になりますよう ーー
あっという間にもう9日。
2020年は、前年に出した『ヒロシマ 消えたかぞく』絵本が青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれ、びっくりうれしいスタートと思いきや、秋には家族が手術をしたりと、コロナの心配に加えて気持ちの落ち着かない日々でした。
家族の体調も回復し、新年を落ち着いて過ごすことができてホッとしています。
我が家のこと、コロナのこと、寄せられる絵本の感想やお手紙など読むにつけ、より切迫感を持って「いのち」の存在の大事さを実感。そこに焦点を当てて書いていこうと、道がだいぶ定まってきました。
ノンフィクションに限らず、エッセーや創作も、また、コロナが落ち着いたらお話し会も。
来年初夏発刊に向けて、『ヒロシマ 消えたかぞく』を掘り下げた読み物の取材・執筆も進行中。精一杯やります。
●news paper
1月7日、朝日新聞(岩手版)に記事が載りました。今年3月に10年を迎える東日本大震災について、震災を絵本で描くことや現地への思いを語っています。(取材:朝日新聞 盛岡総局・御船紗子記者)
花 と 本
目と心の栄養を、おすそ分け。
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先日、広島の本屋さんで見つけて購入した一冊。
紹介されている古い写真(カラー)は、元は全てモノクロだったもの。
AIと人の力でカラー化されたことにより、改めて発見することが多々ある...
明日の準備をしながら、写真を一枚一枚目を凝らして見ている土曜日です。
稲はがんばってる
先週半ばくらいから、夕方の風が少し違ってきた気がします。
家の前に出ると、稲がサワサワ。
穂もお辞儀をしてきて、ほんの少し黄色くなって。
これから来る台風が気になりますが、今のところ順調です。
だけど畑は土がカチカチで、野菜もヘナヘナ。
適度なお湿りがほしいところ。
子ども雑誌『ちゃぐりん』夏号で書いてます
JAの子ども雑誌『ちゃぐりん』。野菜や食べ物こと、環境、歴史など、いろんなことが学べる雑誌です。
http://www.ienohikari.net/press/chagurin/
この7・8・9月号モノクロページ「いのちについて見つめよう」(3回)で、わたしも記事を書いています。
コロナのこともありますが、この数年「いのち」について様々考えることが多く、いのちを様々な角度から見つめてみたいと思って書きました。わたし自身が気になったり、関わっていることを取り上げて取材しています。
●7月号:
東日本大震災発災時の大津波から逃げ切った体験を活かし、防災の語りべ活動などに取り組んでいる、岩手県釜石市の「菊池のどかさん(当時中学生)」の活動を。
●8月号:
今年の8月6日、広島の平和記念式典で演奏された「被爆ピアノ」と、全国で平和コンサートを開いている調律師の「矢川光則さん」の活動。
●9月号:
かつて大工場が流した排水によって、環境や生物、人体に大変な被害をもたらした水俣病の概要と、その後、地元の人々がいのち・環境を大事にしながら懸命に生きる姿(熊本県水俣市)。
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この7〜9月号は、『ちゃぐりん』の読書感想文期間にもなっています。編集部に感想文を送ってくれた子(応募者)には、必ず参加賞もあります!
★感想文の応募方法や賞について
http://www.ienohikari.net/press/chagurin/chagkanso/boshu/002003.php
p.s 8月号は、.付録「田んぼの生きもの 発見ノート」と「虫見板」も
家の光AR アプリをダウンロードして、ページの中のマークにかざすと、田んぼの生き物たちのびっくりするような世界(動画)が観られます!
(なんと、我が家の田んぼや、カエルやヒル!? たちが映ってます)