2021-01-22

へいわを いっしょに かんがえよう


今日、核兵器禁止条約が発効になります。

若者たちが立ち上げた、「すすめ!核兵器禁止条約プロジェクト」HPのはじめにある「条約の発行は、新たな挑戦の始まりでもあります」という言葉に、身を正す思いです。

https://www.susumeproject.com

ヒロシマ・ナガサキ、そして第五福竜丸事件の経験がある、私たちの暮らすこの国のいまの判断を、どうしたら少しずつでも変えていくことができるのか。一人一人の力は小さいけれど、その積み重ねなくして物事が動くことはないんだとも思います。

わたしのできることは、精一杯本を書いていくーー何がどう恐ろしいことで、だから戦争や核兵器があってはならないのか、もっと具体的にていねいに。同時に、日々の暮らしのだいじさを。

いろんな方の知恵を借りながら、もっと学ばねばと思う、今日。

子ども達、若者たちの率直なことばや感想に、勇気をもらう日々です。

★児童文学者協会の「子どもと平和の委員会」でも、書き手によるさまざまな情報や意見・問いかけを発信しています。ぜひご覧を。

http://jibunkyo.main.jp/index.php/s/childrenpeace/index




2021-01-21

よみがえるヒロシマーー六郎さん写真のこと


『ヒロシマ 消えたかぞく』絵本でも紹介した鈴木六郎さんの撮った古い写真を、広島出身の大学生がAI でカラー化する取り組みを紹介したニュースです(NHK web記事:昨年放送)。原爆で失われたヒロシマの古い町並みを、VRで再現する高校生の取り組みも。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201113/k10012706581000.html

 

『ヒロシマ 消えたかぞく』は、原爆で家族もろとも命を落とした鈴木六郎さんの遺した写真を文章とともに編み、日々の暮らしのかけがえのなさ、原爆や戦争がもたらした事実を多くの人・子どもたちといっしょに考えたいと思って作った一冊です。

もとは、六郎さんのモノクロ写真の素晴らしさに心を打たれたのがきっかけでした。わたしにとってモノクロ写真は、時間を封じ込める(その一瞬を、まさに記憶・歴史に焼きつけるような)印象・作用があり、色に惑わされずに伝えたいことや被写体がグッと前に出てくる....という感覚があります。

でも、それがもしカラーになったら。

はじめは、ちょっと違和感があるのでは? と頭で考えていました。でもよく考えてみれば、一般的に私たちは物を見る時、カラーで見て(感じて)いる。むしろ、カラーで見ているものをモノクロに焼き付けるほうが意図的なことなのか... 

ならば、モノクロ写真をカラーにするということも「ありなのか」と、妙に納得したのでした。

カラー化された写真は、公子ちゃんや英昭くんが今そこでスヤスヤ眠り、息遣いまで聞こえてきそうな臨場感があります。時代・時間を超えた距離がグッと縮まって、全く違う一枚の写真になる。

カラーもモノクロも、どちらもそれぞれ意味がある...  VRでの再現も。被爆体験(証言)の継承に加え、こうして様々な形で、様々な人間が当時を知ろうとする試み・発信していくことが「原爆の記憶を次へ引き継ぐ」大事な作業なんだと、しみじみ感じています。




2021-01-18

「未来をひらく」防災・そなーえボランティアサミット


埼玉県防災学習センターで、2月28日、3月1日の二日間にわたって開かれるオンライン・サミットです。

副題は 〜わたしと3.11のこれまでとこれから〜

2019年2月にこの第一弾が開かれ(関東圏の大学生たちが実行委員)、わたしも参加しました。その時はリアル開催でしたが、今回はオンライン。今回も、多くの大学生・若者が関わって企画・運営しているとのこと。

東日本大震災から間もなく10年。地続きの東北。私たちはあれからどう過ごし、これからに繋いでいくのか。

コロナでなかなか現地に行けない昨今ですが、現地ガイド(講演会の形で、旧大川小学校や釜石の現在の様子を紹介)もあるとのこと。

ぜひ。 http://saitamabousai.jp

p.s.埼玉県防災学習センター、我が家から徒歩約10分なんです。




2021-01-17

1.17


今年は出かけられないけれど、埼玉から祈っています。

うどん屋のおっちゃん・藤野さん、

のんちゃん、しょう君、そしてはるかちゃん。

もっともっと、たくさんの方たち。

この26年の間に私たちが体験したこと、学んだことを

私たちは今に活かせているか...

「いのち」が大切にされ、「人の尊厳」が守られているか、

そういうことを、せめてじっくり考える日にしないとと思う。




2021-01-16

気休め筋トレ


軽ーく体をほぐししてから、これを使って腹筋30回、腕立て15回、足踏み健康6〜7回。その後に両腕をゆっくりグルグル前後に8回回し、最後に伸びをして左右に8回。

これがワンセットで、できるだけ1日に2回。外に出られなければ3回。

目が疲れた、気分転換したい時。あるときはテレビを観ながら...

セット回数を増やしたのは最近だけれど、去年から、家にいるときはほぼ。

以前はヨガマットの上で腹筋運動にチャレンジするも、お腹に力を入れて上半身を「ヨイショ」と持ち上げようとすると、抑えがないものだから両脚が上がってゴロン(トドのよう)。夫に「脚抑えて」というのも癪なので、思い切って腹筋マシーンを購入(割とお手頃価格)。

最初の3週間は腹筋よりお尻の方が筋肉痛。いつの間にかそれも慣れてなくなり、今はスイスイ。補助具使ってだし、大したことないかもと効果は期待していなかったけれど、意外とそうでもない感じで。特に腕立て伏せが。

ひとたび取材に出ると、大荷物は現地に送るものの、リュック、三脚、スーツケースなどは持ち歩き。リュックの中にはPC・カメラ・ICレコーダー、それからノートや資料。おっと、水筒も忘れちゃいけない...となると、体力なしでは、できなくて。

前に、急に重いものを持って腕の筋を痛めた苦い記憶があるので、(やっぱり、ちょっとはやっとかないと危ないな)と。体が硬いと、それだけで怪我の危険性も増えるし。

好きでやっているものの、実は畑仕事も体力づくりの一面あり。

今年はいつになったら、取材に行けるかな。「いざ」に備えて、今日も腹筋してます。

 

 




2021-01-14

地道のだいじさーー若者たちの、核禁条約プロジェクト

2020年12月7日、おりづるタワー10階の「エソール広島」から。いま、原爆ドームは5回目の保存工事中

コロナに右往左往させられる毎日。が、いやいや、ここは一呼吸おいて...。世の中ではいろんなことが動いていることを意識しなければ。自戒を込めて。

「すすめ! 核兵器禁止条約プロジェクト」

http://www.susumeproject.com/?lang=ja

2021年1月22日に迫った核兵器禁止条約発効をさらに盛り上げるべく、長崎・広島・東京に住む若者が、共同ですすめ!核兵器禁止条約プロジェクト。

・・・・・

わたしは元々、「毎日コツコツ地味に続ける」というのが苦手な性質で、瞬発力(火事場のばか力)で物事をこなすことが多い人生でした。結構体力があるので、「うりゃっ!」とばかりに猛集中してやり遂げる。月刊誌の編集をやっていた時の癖かもしれません。

でも絵本や本を書くようになって、わかりました。雑誌の記事ならば、一晩二晩の徹夜でなんとかなっても(決して手を抜いているわけではありません..)、本はそうはいかない。日々の準備、原稿も行きつ戻りつしつつも少しずつ進めていかないと、とてもとても。数日徹夜できたとしても、だんだん頭が回らなくなって、「あれ、何書いてるんだっけ?」となる。

長く読んでもらえるものにするためには、やっぱり制作過程での発酵や熟成が大事なんじゃないか。(とは言っても、時間をかけて丁寧に作ったものが全てが日の目を見るかといえば、現実は厳しい...)

時間がかかる・かけることの大事さに気がついたのは、畑仕事からも。

種を撒かねば芽は出ない。急にナスやトマトがボン!となるわけではなく、芽が出て、双葉が出て、本葉になって、毎日毎日ゆっくり成長して、数ヶ月かかってやっと。その間に虫に食われて茎がポッキリ折れたり、大雨が降って根が腐って苗が枯れたり。

でも何本かは、なんとか生き残って元気を取り戻し、花を咲かせて実をつけて。

だから、地道に育てる・やっていくことがものすごく大事なんだと、今ごろになって痛感しています。

核禁条約も、私たちが考えて動いて、育てていかないと前に進まないんだなと思います。

本を書くこと以外に他に自分にできることとして、一人でも二人でも、大事な活動を知ってもらうことも。




2021-01-12

「私の出会った先生」ーー月刊『クレスコ』1月号

現場から教育を問うー『月間 クレスコ』(大月書店)の1月号に、原稿を書かせていただいた。

「私の出会った先生」というタイトルで、毎回違う方が書くエッセー。

私の思い出に残る先生といえば、小学校5・6年生の2年間を受け持ってくれた草野政夫先生。「草野先生無くして、今の私無し」というくらい影響を受けた。

よく話し、よく遊び、よく歌い、よく創り、よく考えるくせをつけ、意見を引き出してくれるエネルギッシュな先生だった。

外遊び、読書、劇、創造的なものづくり(図工)、歴史の授業では農民一揆、戦争や平和(原爆)、水俣病など、気がつけば、今の自分が取材して書いている記事や本の元は、先生がタネを蒔いてくれたことだったかとハッとする。

五感全開で、先生も私たち生徒のみんなも、毎日思いっきり生きていたあの日々。

どちらかというと「良い子」で通っていた私が、そこで一度弾けた気がする。

教育って、やっぱり大事だ。

私は先生にはなれなかったけれど、「子どもたちの心を広げたり深めたりする本を書くこと」で、少しでも子どもたちや現場の先生の応援ができたらと思っている。

機会があったら、ご覧ください。

http://www.zenkyo.biz/modules/cresco/top.php





2021-01-11

ウッシッシ、おめでとう

年末年始で手作り・絵付けした干支の牛。目がちょっとこわくなってしまった...稲穂もミニ田んぼで収穫したもの

このコロナの様々な影響を思うと、わたし自身、今年のお正月は素直に「あけましておめでとうございます」と言いにくい気持ちがありました。

でも成人の日は別。

二十年、それぞれよく生きて、大きくなりました! 

(姪っ子の成長を見ても、感無量)

自分の二十歳の頃を思い出しても、「成人おめでとう」と言われたら、「まだ子どもの気もするけど、ちゃんと大人の仲間入りしたんだ」という照れのようなちょっとした緊張感とうれしさがあったなあ。

あわてず、じっくり、自分の道を、歩いてください、若者たちよ。

ときどき、「モー、やってらんない!」と声をあげることがあってもいい。

そんな時、しっかり耳を傾け、いっしょに考えてあげられる、大人・人間でありたいと思います。

p.s.雛人形づくりの修行を、細々継続。頭師・師匠は80歳になりましたが、「まだ俺は作りたいものがあるんだよね」と、創作意欲満々。「人って、年齢じゃない」と思う日々です。

的場人形工房 http://matoba.photolib.jp




2021-01-10

『日本児童文学』2021年1・2月号が完成


実は、日本児童文学者協会の機関誌『日本児童文学』(小峰書店)の、この1・2月号から編集に関わっています。編集会議は去年の7月から毎月開催(このご時世なのでオンライン会議)。

やっとできた一冊。刷りたてのページが眩しい。

創作特集の題は「ディスタンス」distance 。

色々な試みをということでノンフィクションのページも設け、そこに記事を書かせていただいています。

「いのちと食べ物と水俣」(計7pages)

小学校の時、担任の先生から初めて聞いた水俣病のこと。

コロナ一色だった昨年、色々思い巡らせる中で、「原因や治療法がわからないがゆえに高まる不安や緊張感。それがもとで起こる差別」ーーこれって水俣病事件と似ているんじゃないか? と感じ、とにかく出かけ、現地で見たこと、知ったこと、思ったことをまとめています。水俣で自然栽培(無肥料無農薬)でお茶を作っている桜野園・松本和也さんを中心に据えて書いています。

「distance」 のお題に応えられたか、まだ自分でも客観視できていませんが...。

・・・

ちなみに、私にとって「distance」と言えば、アメリカの歌手・女優であるベッド・ミドラーが歌う「From A Distance」。「遠くから見れば この世界は一つの楽隊で 人々はみなそれぞれの音を奏でる楽器 希望や平和を願って奏で、歌う...それは響き渡る...」

人に会う時、文章を書く時、畑を耕している時、いつも心にある歌です。

https://www.youtube.com/watch?v=dmMexM4N14c

 




2021-01-09

2021年「いのち」をkeywordに


ーー 2021年が 健康で豊かな一年になりますよう ーー

あっという間にもう9日。

2020年は、前年に出した『ヒロシマ 消えたかぞく』絵本が青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれ、びっくりうれしいスタートと思いきや、秋には家族が手術をしたりと、コロナの心配に加えて気持ちの落ち着かない日々でした。

家族の体調も回復し、新年を落ち着いて過ごすことができてホッとしています。

我が家のこと、コロナのこと、寄せられる絵本の感想やお手紙など読むにつけ、より切迫感を持って「いのち」の存在の大事さを実感。そこに焦点を当てて書いていこうと、道がだいぶ定まってきました。

ノンフィクションに限らず、エッセーや創作も、また、コロナが落ち着いたらお話し会も。

来年初夏発刊に向けて、『ヒロシマ 消えたかぞく』を掘り下げた読み物の取材・執筆も進行中。精一杯やります。

●news paper

1月7日、朝日新聞(岩手版)に記事が載りました。今年3月に10年を迎える東日本大震災について、震災を絵本で描くことや現地への思いを語っています。(取材:朝日新聞 盛岡総局・御船紗子記者)

https://www.asahi.com/articles/ASP166QSQNDQULUC02X.html