2015-02-14

釜石・希望の壁画の記事


できたてほやほやの子ども雑誌『ちゃぐりん』3月号。

こちらに、釜石の「こすもす公園&希望の壁画」を

書きました。

去年夏から取材していたテーマです。

震災から間もなく4年。

この壁画が釜石のランドマークになって

あちこちからたくさんの人や子どもが来てくれるといいなあ、

地元の人も、ホッと一息つきにきてくれるといいなあと

思っています。

『ちゃぐりん』、読んでみたい方は、最寄りのJAさんへ!




2015-02-11

目をさませ…


去年の春以降、仮眠状態に。

ぼんやりしながら悶々と、あーでもない

こーでもないと、ウトウト。

そろそろ、起き出さないと。

 

久しぶりに外へ出ると、この青空。

春近し。やっと、目が覚めた。

ムーミンみたい。

やることがたくさんあるぞ。

この夏には、広島の本。

来年1月には、釜石の絵本。

 

空ってこんなに広くて、きれいだったんだ。

p.s. 満月phは、中目黒駅周辺から。

 




2014-04-17

釜石から秋田・にかほへ


15日、釜石の仕事を終えて、一路秋田へ。

そして昨日には男鹿半島一周の後、

にかほ市象潟へ来ました。

今日はこれから、象潟公民館で

「いのちを守る

〜東日本大震災・津波からいのちを守った子ども達」

の講演です。わたしが釜石で見てきたこと、取材したこと、

絵本で描いた子どもたちの様子などをお話します。

秋田の沿岸部は昭和58年に、日本海中部地震・津波で

大きな被害が出ています。

釜石の、今回の震災で被害を受けた地域の状況や情報を

共有することで、今後の防災や「いのちを守る」ことに対して、

何か一つでも、にかほのみなさん、お子さん達に役に立つ

情報がお伝えできたらと思っています。

少し緊張ですが、楽しみでもあります!

 

 


2014-04-09

東北の山、なごり雪


4/6に埼玉を出発、途中北上で一泊して今月も釜石へ。

途中、一関あたりだったか、夜には雪が。

「ヒー、やっぱりまだスタットレス・タイヤは要るよね」

10分ほど走っているウチに、雪はやみましたが、いやいや、

油断ならんならん。

そういえば震災のあった2011年は、岩手では5月過ぎても

寒かった記憶が鮮明に。

北上一泊の後、翌7日は晴天だったものの、大暴風。

遠野市街地を通り過ぎたあたり、ふと45号線の左側に目をやると、

山にはうっすら雪景色の六角牛山。

日差しは限りなく春ですが、まだ冬の名残が感じられる岩手です。

ちなみに、遠野の桜はまだ、蕾もさほどふくらんでいない状況。

満開の花見は、4月下旬ころか。

ついしんーーー

再開した列車(南北リアス線)のホットなニュースが

世の中をにぎわせているこの数日。

今週末には、いよいよ釜石〜花巻間を走る「SL銀河」が

運行を開始する予定。釜石駅にはこんなポスターも。

わたしもいつか、乗ってみたい!




2014-03-31

広島原爆資料館にて


先日、岡山ー広島へ出かけた折、久しぶりに原爆資料館へ。

『海をわたったヒロシマの人形』の絵本づくりで

たいへんお世話になった資料館の職員の方としばし雑談。

その後、1階の休憩ルーム(売店)へ。

(よくここで、宇根さんと話をしたよなあ……)

*宇根さんは、長年原爆献水をされてきたおばあちゃん。2012年に没。

と思いながら、窓の外の被爆アオギリの木に目を移しつつ…

「あ、絵本っ!?」

なんと、棚の上にその絵本が。

うれしいひと時でした。

あの本は、わたしが書いたけれど、〈宇根さん自身の本〉だと

感じています。宇根さんと長い期間かけて話し、聞いた体験談が

わたしの体を通って、文字(ことば)になって出てきたもの。

資料館にいらした方々、お子さんたちが、休憩ルームで

ホッと一息ついたとき、ページをめくってくれたら、

宇根さんもどれだけよろこぶことか。

なんだか、あの休憩ルームのどこかに宇根さんが座っていて、

ニコニコ笑ってこちらを見ているような気さえしました。

 

ヒロシマを今につながる問題として、伝える題材、まだまだ

あるような気がします。東北に通いながら、そのあたりを

じっくり見て、考えていきたいと思っているこのごろです。

 

p.s.

原爆資料館は、3/18から〈全面刷新にむけた4年がかりの大改修〉

工事に着工。規模は縮小するものの、資料館は工事は期間中も

開館しています。広島を訪れる際には、ぜひ資料館へも!

 

 




2014-03-28

本を読む…


最近読んでいる本。

『楽しいムーミン一家』、『足長おじさん』、

『大きな森の小さな家』、『銀河鉄道の夜』、

『橋の下のこどもたち』などなど。

ムーミンを読んでいたときには、つい話に引き込まれて

下車予定駅を乗り過ごしてしまうという失態

しんどいニュースやどこか気の抜けた空騒ぎ的

番組が多い中(個人的な意見ですが…)、

どこかホッとしたものを求めたい無意識の選択なのかも。

 

今日、本屋さんで思わず手にしてしまったのは

『石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する』(ポプラ社)。

だいじなことは、目をそらしてはならないと思う。

「人間はかならずまちがう、だからこそ、そのあとをどう生きるか」

「気づいたときから、やり直す勇気」

花森安治さん、そして井上ひさしさんも、たしかそんなことばを

のこしていた。

しっかり読んでおきたい。

そうでなくちゃ、浮かばれない。

 


2014-03-24

旅ガラス


2月後半からずっと移動つづきです。

大阪〜神戸(この後、いろいろあって数日病院通い)、

その後、釜石(3.11前後)、帰って翌日には静岡、

そのまま倉敷(岡山)〜広島。

諸々用を済ませ、数日前にやっと家に着いたところです。

 

移動中は緊張もしているし、途中で倒れる訳にもいかないので

とにかく前を前をと向いて目の前の予定と時刻をこなしていく

緊張の日々ですが、帰ってくるなり、フニャ〜。

どこかボーッとして、体も頭もごっつう重っ…。

呼ばれても反応が鈍い、お茶を飲みながらうたた寝する、

一杯のむと、もうグデグデ。

やっぱり、ツケってあるんだなあ。

「あんた、もう若くないんだから」のことばに、ギョギョッ。

♪女一人旅 どうしてこんなに〜〜〜 ……♪

八代亜紀がリフレイン。 

とにかく、今は宿(家)に籠るスズメ?鶏? 的生活です。

(そういえば、今日は外でヒバリの声を拝聴。Wow!)

 

でも静かにしていると、やっぱりまたウズウズ。

鳥っていいなあ〜。雲っていいなあ〜 自由気ままに西へ東へ…

で、スケジュール帳を見ながら目が泳ぐ…。

これは旅病というより、やっぱりもう、この20年の習性です、ハイ。

そのためにも、体調管理、しっかりせねば。

それから、記録に残さねば。

4月は岩手・釜石と秋田のにかほメインでしばらく留守に。

おっ、やっと頭がピシッと冴えて来きたぞー!

p.s. 出かけた先)

大阪・能勢町の小学校ーー神戸・あしなが育英会・レインボーハウス

静岡県森町ーー岡山・倉敷市ーー宇野港ーー広島市・平和資料館

ーー広島・海田町ーー Finally I came back my home in Saitama!

*交通費を稼ぐために働いているような日々です……トホホ。


2014-03-17

映像ーとうほくのこよみのよぶね


釜石から家に帰り、すぐに所用で静岡へ。

明日からは岡山〜広島です。

せわしない日々ですが、

そんな中でも、先日の3.11の釜石で見た、

あの夕方の海の風景は忘れられません。

静かで、かなしくやさしく美しかった。

だれかと共有したくて。

 


2014-03-12

根浜海岸にただよう〈とうほくのこよみのよぶね〉


しずかな波音に、たゆたう船。

かなしいけれど美しい光景。

あの世とこの世をむすぶ灯り。

じっと海を見つめる人たちの影が

わたしにはとても強く印象にのこりました。

http://youtu.be/8E4NPpFFbJo


2014-03-11

3.11 風船に乗せて


3.11、午後2時46分。

このときを、根浜海岸で迎えました。

宝来館のみんなやお客樣方、立ち寄られた方々と

願いをこめたメッセージを書いた風船を手に。

海に見える船は、海上保安庁の船です。

地震がきたあの時間、一斉にサイレンが鳴らされ、

みなで海に向かって黙祷を捧げました。

その後、風船を空に。

あの地震と津波を越えてこの3年の時間を生きてきた

方々の気持ちを思うと、簡単にことばが出てきません。

「生きていてよかった」と、生き残った方々がせめてそう

思える、言えるようになるようなサポートや、被災地の現状を

伝えつづけること、行政の対応に物を言っていくことこそ、

わたしたちみなのできること、役割ではないかと思う日々です。