2014-03-28

本を読む…


最近読んでいる本。

『楽しいムーミン一家』、『足長おじさん』、

『大きな森の小さな家』、『銀河鉄道の夜』、

『橋の下のこどもたち』などなど。

ムーミンを読んでいたときには、つい話に引き込まれて

下車予定駅を乗り過ごしてしまうという失態

しんどいニュースやどこか気の抜けた空騒ぎ的

番組が多い中(個人的な意見ですが…)、

どこかホッとしたものを求めたい無意識の選択なのかも。

 

今日、本屋さんで思わず手にしてしまったのは

『石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する』(ポプラ社)。

だいじなことは、目をそらしてはならないと思う。

「人間はかならずまちがう、だからこそ、そのあとをどう生きるか」

「気づいたときから、やり直す勇気」

花森安治さん、そして井上ひさしさんも、たしかそんなことばを

のこしていた。

しっかり読んでおきたい。

そうでなくちゃ、浮かばれない。

 


2014-03-24

旅ガラス


2月後半からずっと移動つづきです。

大阪〜神戸(この後、いろいろあって数日病院通い)、

その後、釜石(3.11前後)、帰って翌日には静岡、

そのまま倉敷(岡山)〜広島。

諸々用を済ませ、数日前にやっと家に着いたところです。

 

移動中は緊張もしているし、途中で倒れる訳にもいかないので

とにかく前を前をと向いて目の前の予定と時刻をこなしていく

緊張の日々ですが、帰ってくるなり、フニャ〜。

どこかボーッとして、体も頭もごっつう重っ…。

呼ばれても反応が鈍い、お茶を飲みながらうたた寝する、

一杯のむと、もうグデグデ。

やっぱり、ツケってあるんだなあ。

「あんた、もう若くないんだから」のことばに、ギョギョッ。

♪女一人旅 どうしてこんなに〜〜〜 ……♪

八代亜紀がリフレイン。 

とにかく、今は宿(家)に籠るスズメ?鶏? 的生活です。

(そういえば、今日は外でヒバリの声を拝聴。Wow!)

 

でも静かにしていると、やっぱりまたウズウズ。

鳥っていいなあ〜。雲っていいなあ〜 自由気ままに西へ東へ…

で、スケジュール帳を見ながら目が泳ぐ…。

これは旅病というより、やっぱりもう、この20年の習性です、ハイ。

そのためにも、体調管理、しっかりせねば。

それから、記録に残さねば。

4月は岩手・釜石と秋田のにかほメインでしばらく留守に。

おっ、やっと頭がピシッと冴えて来きたぞー!

p.s. 出かけた先)

大阪・能勢町の小学校ーー神戸・あしなが育英会・レインボーハウス

静岡県森町ーー岡山・倉敷市ーー宇野港ーー広島市・平和資料館

ーー広島・海田町ーー Finally I came back my home in Saitama!

*交通費を稼ぐために働いているような日々です……トホホ。


2014-03-17

映像ーとうほくのこよみのよぶね


釜石から家に帰り、すぐに所用で静岡へ。

明日からは岡山〜広島です。

せわしない日々ですが、

そんな中でも、先日の3.11の釜石で見た、

あの夕方の海の風景は忘れられません。

静かで、かなしくやさしく美しかった。

だれかと共有したくて。

 


2014-03-12

根浜海岸にただよう〈とうほくのこよみのよぶね〉


しずかな波音に、たゆたう船。

かなしいけれど美しい光景。

あの世とこの世をむすぶ灯り。

じっと海を見つめる人たちの影が

わたしにはとても強く印象にのこりました。

http://youtu.be/8E4NPpFFbJo


2014-03-11

3.11 風船に乗せて


3.11、午後2時46分。

このときを、根浜海岸で迎えました。

宝来館のみんなやお客樣方、立ち寄られた方々と

願いをこめたメッセージを書いた風船を手に。

海に見える船は、海上保安庁の船です。

地震がきたあの時間、一斉にサイレンが鳴らされ、

みなで海に向かって黙祷を捧げました。

その後、風船を空に。

あの地震と津波を越えてこの3年の時間を生きてきた

方々の気持ちを思うと、簡単にことばが出てきません。

「生きていてよかった」と、生き残った方々がせめてそう

思える、言えるようになるようなサポートや、被災地の現状を

伝えつづけること、行政の対応に物を言っていくことこそ、

わたしたちみなのできること、役割ではないかと思う日々です。

 

 




2014-03-11

3.11釜石・とうほくのこよみのよぶね


今月は9日夕方から釜石へ来ています。

この数日は、3.11にあわせておこなわれる

さまざまな催しや支援プログラムなどの準備をする

方々の姿が、あちこちに見られます。

これは、今日午後4〜7時にかけて、

釜石の根浜海岸で行われる、

釜石アート支援プログラム

「とうほくのこよみのよぶね」。

わたしがお手伝いしている宝来館に、主催者の方々が

宿泊されていて、昨晩準備を終えたところでの1枚。

「こよみのよぶね」とは、岐阜市長良川で毎年冬至の日に

行われる行事だそうです。

http://www.pref.gifu.lg.jp/kensei-unei/kocho-koho/event-calendar/gyoji/seiryu-kuni/tohokuno-koyomino-yobune.html

澄んだ夜空(ゆうべはほんとうに冴え冴えした夜でした)に

ぽっかり浮かぶ船。

今日はほんとうに海(根浜海岸)に浮かべられるそうです。

やさしい灯り、海からも、陸からも、空からも、

きっとたくさんの人がみてくれているはず、と信じています。

p.s.こちらには、あの日比野克彦さんがかかわっていらっしゃいます。

 スタッフのみなさん共々、ほんとうに感謝です。

 自分もすっかり東北人のような感覚です。




2013-12-06

あらまき


この温かさで師走の気分がしないのですが、

走り回っていることだけは事実の昨今。

  *    *    *

今朝のNHKの番組を観ていたら、

「あまちゃん」のあきちゃんや、

「会計ババア」や海女くらぶのみなさんが出ていて、

セカセカ気分が、しばしゆったりのびのび「海女時間」に。

(そうだーねー、キリキリしたとこで、

けちまずくくらいで、いいことねえっぺしなあ……)

    *    *    *

夜に、写真整理。

これから、お手伝いしている釜石の宿のリーフレットづくり。

で、この写真を発見。つい先月撮ったばかりなのに、

すっかり忘れてました。

立派な太巻き、ではなくて「新巻」。

板長さんにいただいたもの。

今年は鮭があんまり獲れなくてたいへんなのに…。

オラの方が手伝いに行っているのに、みんなに心配してもらって、

「オメエ、ご飯ちゃんと食べたか? これ食え」

「ちゃんと寝ねば、体がもたねぞ。早く寝ろ」etc...

今ではオラには、東北に父さんや母さん、兄ちゃんや姉ちゃんが

いっぱい。

できる限り、まだまだ東北行きをつづけます。

もしかして、オラの祖先(DNA )は東北だべか?

鮭のように、母川回帰的行動をしている指田です。




2013-11-19

釜石・両石湾 夕景


両石(りょういし)の高台から海を眺める。

ふだんはこんなに静かな海。

両石はイカ漁で有名。漁師さんたちはイカを求めて

あちらの海、こちらの海と船を走らせる。

「海のジプシーって言われているんだよ」

とは、宝来館女将のことば。

荒れる海、恵みの海、生命誕生の海…。

それにしても、空がきれい。

 

 

 




2013-11-19

ほれぼれ…月の道


昨日夕方、外があまりにも明るいので、外にふらり。

大槌湾に光の道が。

闇が刻々と深くなり、

反比例して月の道が冴え冴えと。

なんと幻想的な風景。

冬、月の半ばごろ、宝来館からは

こんな風景が見られます。

それだけでも、ぜいたくな気がします。




2013-11-18

仙人峠風景


先日の、寒ーい日に撮った1枚。

遠野と釜石を越える仙人峠。

今は新仙人道路ができて、

こちらは交通量がだいぶ減ったようだけれど

味のある道です。

下は、釜石鉱山大橋選鉱所跡。