2013-11-02

森のまつり 01


いろいろ用があって、静岡の森町へ来ています。

毎年11月の第一週めの金土日、今年は11/1〜3が

森の祭りです。

江戸時代、秋葉街道の宿場町として栄えた遠州森町。

氏神の三島神社を中心とした祭礼……

とのこと(森町のリーフレットより)。

各町内で持つ屋台14基が、朝から晩まで、

太鼓や鐘、笛の音ともに町中を練り歩きます。

これは夕べ(初日)の様子。

町の大きな交差点のところで、太鼓の叩き合い。

ふだんは人がまばらなこの町も、この日になると、

どこから出てきたのかと思うほど、人がわんさ。

↓なぜか、二階からパンダが観戦。

 観「戦」と言うに等しく、昔は「けんか祭り」

とも言われた、はげしいお祭りなのです。

 




2013-10-31

今日は静岡…


いろいろ用があり、今日、埼玉から静岡の森町へ

来ました。相方の実家です。

あの、「清水の次郎長」の「森の石松」の出身地です。

相方は、石松の子孫ではありませんが…

なぜか石松への愛着は並々ならぬ様子。地元の方々も…。

それはさておき、

いつも北へ向かうのに、久しぶりに西。

やっぱり温かい。

体がゆるんだのか、昨日夕方、雨の中ずぶぬれになって

畑仕事をしていたツケがきたのか、

今日はノドがいがいが、体が重い。

風邪の予感……ひどくなる前に、治さねば。

みなさまも、お気をつけて。

 


2013-10-29

あっちこっち、どっち?


先週後半、釜石から埼玉に帰りました。

ブログでアップしているのがずっと東北のことなので、

「あれ、釜石にいるかと思った」

なんて言われます。すみません。

いつもせわしなく帰ってくるのが、今回は東北道が

夜間工事で一部区間閉鎖していたのを理由に、

一関で一泊して中尊寺をぐるりみてきました。

釜石のことや、そんなあんなを、またアップして

いきたいと思います。

でもきっと、やっと今回分が紹介し終わったと思った頃、

また東北へ向かうんだなあ。

 

ジェットラグ(時差ぼけ)みたいなブログですが、

よかったら引き続きみてやってください。

…時折は、「ななめ前の畑」にもおります。

 

 


2013-10-28

まめ○汁!


先日のこと。お手伝いして(働かせていただいて)いる

釜石の宿のまかないで出た汁物。

物がなにか聞いていなかったので、

里芋が入った汁物と、すっかり思いこんでいました。

箸をグサッと刺して、お口にポイ。

ん…? ん……?! んんん………?☆!

「あめーんだか、しょぺーんだか、わかんね…」

も、も、もしかして、これが、まめぶ汁〜!?

毎朝8時に流れていた、あの元気musicが頭中をグルグル、

あきちゃんとあんべちゃんの顔が眼裏に……。

  *    *    *

これ、久慈出身の板さんが試作したとのこと。

秋冬の、新メニューなるか。

相方は「じぇじぇ↓」の反応でしたが、

オラにはとっても「じぇじぇじぇ↑↑↑」なお味でした。

 




2013-10-27

波しぶき


これは先日、10/16の写真。

台風による大風+高潮で、正午ちかくは

釜石、根浜海岸にもかなりの高波が寄せました。

近くの道(海に一番近いカーブのところ)は

数時間通行止め。

あまりの波のはげしさに、ドキリ。

「風向きによって、波が高くなるときは高くなるよ」

と、知人のさり気ないことば。

とはいえ……(とても聞くことはできなかったけれど)

正直、あの日のことを思い出して、気持ちはザワザワ

していたんじゃないだろうか…。

   *    *    *

近隣では人的被害こそなかったものの、やはり被害は

ありました。係留していた漁船が横転したり、

時折立ち寄るcafe(手づくりの建物)が風で飛ばされたり。

「津波でなんにもなくなっちゃったから、風通しいいんだろうな」

「震災から2年以上たって、なんだかんだ言って、けっこう

荷物が増えちゃってて。吹き飛ばされて、改めて再スタート

しろってことかな」

苦笑気味の、知人のことば。

ー自然と対峙して生きるー

この自然の厳しさ、人間のたくましさと諦めと

ユーモアのゆらぎと

被災地は、今生きるのにいちばんだいじなことを

考えさせてくれる場所だと思います。

どんな形でもいい、多くの方に来てもらって、

今を見て、何かを感じてもらえたらと願っています。

 

 

 

 

 

 




2013-10-21

あか抜けないやつ


釜石に来る前に、埼玉の実家の稲刈りを

手伝ってきました。

今年のできは、なかなか。

実も一粒一粒がふっくら、穂に着く実の数も多かった様子

(トータルの収穫量が前年より多かったので)

   *      *      *

これが、オラが田んぼや畑に出るときの定番スタイル。

麦わら帽子の広いつばは、日差し避けにぴったり。

首にはしっかり手ぬぐいか薄手のタオルを巻いて。

(宝来館の営業じゃないけど…

ド派でなサングラスは、学生時代に使っていた

スキー用の偏光グラス。(20数年前の代物。物持ちいい?)

捨てなくてよかったー。

長靴はいて、鎌持って、家の近所をウロウロ・テクテク。

 

お勤め(都内)時代は、「お前は何年たってもあか抜けねーなー」

とよく言われ、「クソー!」と思っていましたが、

今は、「しょうがねーべー、もともと田舎モンなんだから。

これがオラだー」と、すっかり開き直り。

気楽、がいちばん!

(でも親には「若いんだから、もう少しおしゃれして…」と

懇願され……あまりかまわないのも、まずいか?)

 

 

 




2013-10-20

むっちゃんのキヌガサタケ!


これは先月のことですが。

釜石の栗林地区内にある仮設住宅を訪ねるため、

車で川沿いの道を走っていると……

白い棒のような妙な物を持って歩いている

おばちゃんを追い越しました。

探究心旺盛のわたしとしては、知らないこと、

理解しがたいものは、「この目で見て、納得すっぺし」。

すぐに車を止めて、

「おばちゃーん、それなあにー?」と。

    *     *     *

その人は、話をしたら、何たら知り合いの知り合いで、

むっちゃん、というおばちゃんでした。

「おめ(お前)、これ知らねえのか?」

「初めて見だー、なんだべ、これ?」

「これはな、キヌガサタケっていうキノコで高級なんだぞ〜」

「へーーーーーっ、(それにしてもすごい形!)」

あとで調べたら、スッポンタケ科のキノコとのこと。

傘の下にレース状の網がドレスみたいにかかるところから、

「キノコの女王」とも呼ばれている一品とか。

うむ……でも、食べるの、ちょっとこわいなあ……。

なんでも、むっちゃん曰く

「松茸よりうめんだ〜」。また、

「朝見だどきはよ、卵みてえな袋の上の方が割けててよ、

夕方見に行ったら、そこから育ったのが、

こったら大ぎくなってたんだ」

えーーーっ、半日で30cmも成長???!!!

やっぱり菌類は、我々の想像を超える

ふしぎちゃんですなあ。

   *     *     *

探究心いっぱいの私としては、毒キノコでないとわかれば、

(どんなお味だべ、一口くらい味見を……)

ノドまで出かかりましたが、むっちゃんの連発する

「高級なんだー、めずらしいんだぞー」

の力強いことばに、それ以上何も言えず…。

後ろ髪引かれる思いで、

「せめて写真だけは……」とパシャッ。

…そのかわり、むっちゃんからは「サルナシ(コカ)」を

いただきました。長年気になりつつ、まだ食べたことがなかった

念願のサルナシ。ねっとり甘いけれどさわやか。

野趣あふれ、なかなかの美味でした。

シャーベットにしても合いそう!

(キノコより安心して食べられました)




2013-10-18

凍天!(しみてん)


先日、釜石に来る途中、

東北自動車道の国見SA(下り)でみつけた

凍天!(しみてん)

あの、ケンミンショーでも

紹介していた凍天!

こういうのにはあまり反応しないわたしですが、

こればかりは「どんな味かためしてみたいなあ」

とひそかに思っていた矢先、

思わぬところで遭遇。

甘さ控えめのドーナツ生地の中に、

あんこではなく、腰のあるよもぎ?餅が鎮座。

なんとも素朴で、どこか懐かしい味でした。

わたしは大好きです。

それにしても、なんともまあ、間抜け顔。

おはずかしや…。

 




2013-10-18

大槌湾、月の道現る


あっという間に10月半ば。

今週はじめから釜石に来ています。

朝晩、寒っ! (ちなみに、今朝6時は5℃)

先日の台風の荒波もすごかったです。

こちらは大きな被害がなかったですが、

伊豆大島のニュースには目を覆いました。

テレビのニュースを見ていた知り合いは、

「津波と同じだ(津波みたいだ)……」と。

とても他人事には思えなかったのだと思います。

被害にあわれた多くの方々に、心よりお見舞い申し上げます。

・・・・・・・・

今日、こちらはすっかり晴れて、波も静かで、

ほんとうにスッキリしたいい日でした。

夕景もこの通り。

満月で明るく、月の道が現れました。

きっと、空気も澄んでいるから余計にきれいに

見えるのだと思います。

サンマも脂がのって、うんめー時期。

みなさん、ぜひ東北&東北沿岸部においでんせ!

 




2013-09-07

ジャングル・ハウス


この春から、釜石へ行ったきりで、

ほとんど家にいることがありませんでした。

この夏、埼玉の熊谷近くの猛暑からは逃げ切って、

かなり涼しく過ごせたものの、久しぶりに帰れば、

庭はワイルド・ガーデンを越えて、雑草ジャングルに。

畑なんて、もっとたいへん。

ハテ、どうしたものかと頭を悩ませるこの数日です。

……と言っているうちに、またあちこち出かけなければ

ならず、結局手がつけられないまま、

晩秋になってしまいそうな。

そういえば、去年は、久しぶりに家に帰ったら、

かわいいコウモリが天井で留守番をしてくれていたっけ。

今年は……? 

 

そう、釜石では、もうナナカマドが色づきはじめていました。

朝晩もかなり涼しくて、長袖シャツを羽織るくらい。

すごしやすいけれど、被災跡地に吹く秋風は

ふっとというか、スッとというか、

時折、身に差し込むように感じるときがあります。

人恋しくなります。

これから寒くなる季節を乗り越えるためにも、

どうぞ多くの方々のお出でを、お待ちしております。

海の幸も、これからが脂がのって、おいしいですよー。