森のまつり 01
いろいろ用があって、静岡の森町へ来ています。
毎年11月の第一週めの金土日、今年は11/1〜3が
森の祭りです。
江戸時代、秋葉街道の宿場町として栄えた遠州森町。
氏神の三島神社を中心とした祭礼……
とのこと(森町のリーフレットより)。
各町内で持つ屋台14基が、朝から晩まで、
太鼓や鐘、笛の音ともに町中を練り歩きます。
これは夕べ(初日)の様子。
町の大きな交差点のところで、太鼓の叩き合い。
ふだんは人がまばらなこの町も、この日になると、
どこから出てきたのかと思うほど、人がわんさ。
↓なぜか、二階からパンダが観戦。
観「戦」と言うに等しく、昔は「けんか祭り」
とも言われた、はげしいお祭りなのです。
今日は静岡…
いろいろ用があり、今日、埼玉から静岡の森町へ
来ました。相方の実家です。
あの、「清水の次郎長」の「森の石松」の出身地です。
相方は、石松の子孫ではありませんが…
なぜか石松への愛着は並々ならぬ様子。地元の方々も…。
それはさておき、
いつも北へ向かうのに、久しぶりに西。
やっぱり温かい。
体がゆるんだのか、昨日夕方、雨の中ずぶぬれになって
畑仕事をしていたツケがきたのか、
今日はノドがいがいが、体が重い。
風邪の予感……ひどくなる前に、治さねば。
みなさまも、お気をつけて。
あっちこっち、どっち?
先週後半、釜石から埼玉に帰りました。
ブログでアップしているのがずっと東北のことなので、
「あれ、釜石にいるかと思った」
なんて言われます。すみません。
いつもせわしなく帰ってくるのが、今回は東北道が
夜間工事で一部区間閉鎖していたのを理由に、
一関で一泊して中尊寺をぐるりみてきました。
釜石のことや、そんなあんなを、またアップして
いきたいと思います。
でもきっと、やっと今回分が紹介し終わったと思った頃、
また東北へ向かうんだなあ。
ジェットラグ(時差ぼけ)みたいなブログですが、
よかったら引き続きみてやってください。
…時折は、「ななめ前の畑」にもおります。
まめ○汁!
先日のこと。お手伝いして(働かせていただいて)いる
釜石の宿のまかないで出た汁物。
物がなにか聞いていなかったので、
里芋が入った汁物と、すっかり思いこんでいました。
箸をグサッと刺して、お口にポイ。
ん…? ん……?! んんん………?☆!
「あめーんだか、しょぺーんだか、わかんね…」
も、も、もしかして、これが、まめぶ汁〜!?
毎朝8時に流れていた、あの元気musicが頭中をグルグル、
あきちゃんとあんべちゃんの顔が眼裏に……。
* * *
これ、久慈出身の板さんが試作したとのこと。
秋冬の、新メニューなるか。
相方は「じぇじぇ↓」の反応でしたが、
オラにはとっても「じぇじぇじぇ↑↑↑」なお味でした。
波しぶき
これは先日、10/16の写真。
台風による大風+高潮で、正午ちかくは
釜石、根浜海岸にもかなりの高波が寄せました。
近くの道(海に一番近いカーブのところ)は
数時間通行止め。
あまりの波のはげしさに、ドキリ。
「風向きによって、波が高くなるときは高くなるよ」
と、知人のさり気ないことば。
とはいえ……(とても聞くことはできなかったけれど)
正直、あの日のことを思い出して、気持ちはザワザワ
していたんじゃないだろうか…。
* * *
近隣では人的被害こそなかったものの、やはり被害は
ありました。係留していた漁船が横転したり、
時折立ち寄るcafe(手づくりの建物)が風で飛ばされたり。
「津波でなんにもなくなっちゃったから、風通しいいんだろうな」
「震災から2年以上たって、なんだかんだ言って、けっこう
荷物が増えちゃってて。吹き飛ばされて、改めて再スタート
しろってことかな」
苦笑気味の、知人のことば。
ー自然と対峙して生きるー
この自然の厳しさ、人間のたくましさと諦めと
ユーモアのゆらぎと。
被災地は、今生きるのにいちばんだいじなことを
考えさせてくれる場所だと思います。
どんな形でもいい、多くの方に来てもらって、
今を見て、何かを感じてもらえたらと願っています。
あか抜けないやつ
釜石に来る前に、埼玉の実家の稲刈りを
手伝ってきました。
今年のできは、なかなか。
実も一粒一粒がふっくら、穂に着く実の数も多かった様子。
(トータルの収穫量が前年より多かったので)
* * *
これが、オラが田んぼや畑に出るときの定番スタイル。
麦わら帽子の広いつばは、日差し避けにぴったり。
首にはしっかり手ぬぐいか薄手のタオルを巻いて。
(宝来館の営業じゃないけど…)
ド派でなサングラスは、学生時代に使っていた
スキー用の偏光グラス。(20数年前の代物。物持ちいい?)
捨てなくてよかったー。
長靴はいて、鎌持って、家の近所をウロウロ・テクテク。
お勤め(都内)時代は、「お前は何年たってもあか抜けねーなー」
とよく言われ、「クソー!」と思っていましたが、
今は、「しょうがねーべー、もともと田舎モンなんだから。
これがオラだー」と、すっかり開き直り。
気楽、がいちばん!
(でも親には「若いんだから、もう少しおしゃれして…」と
懇願され……あまりかまわないのも、まずいか?)
むっちゃんのキヌガサタケ!
これは先月のことですが。
釜石の栗林地区内にある仮設住宅を訪ねるため、
車で川沿いの道を走っていると……
白い棒のような妙な物を持って歩いている
おばちゃんを追い越しました。
探究心旺盛のわたしとしては、知らないこと、
理解しがたいものは、「この目で見て、納得すっぺし」。
すぐに車を止めて、
「おばちゃーん、それなあにー?」と。
* * *
その人は、話をしたら、何たら知り合いの知り合いで、
むっちゃん、というおばちゃんでした。
「おめ(お前)、これ知らねえのか?」
「初めて見だー、なんだべ、これ?」
「これはな、キヌガサタケっていうキノコで高級なんだぞ〜」
「へーーーーーっ、(それにしてもすごい形!)」
あとで調べたら、スッポンタケ科のキノコとのこと。
傘の下にレース状の網がドレスみたいにかかるところから、
「キノコの女王」とも呼ばれている一品とか。
うむ……でも、食べるの、ちょっとこわいなあ……。
なんでも、むっちゃん曰く
「松茸よりうめんだ〜」。また、
「朝見だどきはよ、卵みてえな袋の上の方が割けててよ、
夕方見に行ったら、そこから育ったのが、
こったら大ぎくなってたんだ」
えーーーっ、半日で30cmも成長???!!!
やっぱり菌類は、我々の想像を超える
ふしぎちゃんですなあ。
* * *
探究心いっぱいの私としては、毒キノコでないとわかれば、
(どんなお味だべ、一口くらい味見を……)と
ノドまで出かかりましたが、むっちゃんの連発する
「高級なんだー、めずらしいんだぞー」
の力強いことばに、それ以上何も言えず…。
後ろ髪引かれる思いで、
「せめて写真だけは……」とパシャッ。
…そのかわり、むっちゃんからは「サルナシ(コカ)」を
いただきました。長年気になりつつ、まだ食べたことがなかった
念願のサルナシ。ねっとり甘いけれどさわやか。
野趣あふれ、なかなかの美味でした。
シャーベットにしても合いそう!
(キノコより安心して食べられました)
凍天!(しみてん)
先日、釜石に来る途中、
東北自動車道の国見SA(下り)でみつけた
凍天!(しみてん)
あの、ケンミンショーでも
紹介していた凍天!
こういうのにはあまり反応しないわたしですが、
こればかりは「どんな味かためしてみたいなあ」
とひそかに思っていた矢先、
思わぬところで遭遇。
甘さ控えめのドーナツ生地の中に、
あんこではなく、腰のあるよもぎ?餅が鎮座。
なんとも素朴で、どこか懐かしい味でした。
わたしは大好きです。
それにしても、なんともまあ、間抜け顔。
おはずかしや…。
大槌湾、月の道現る
あっという間に10月半ば。
今週はじめから釜石に来ています。
朝晩、寒っ! (ちなみに、今朝6時は5℃)
先日の台風の荒波もすごかったです。
こちらは大きな被害がなかったですが、
伊豆大島のニュースには目を覆いました。
テレビのニュースを見ていた知り合いは、
「津波と同じだ(津波みたいだ)……」と。
とても他人事には思えなかったのだと思います。
被害にあわれた多くの方々に、心よりお見舞い申し上げます。
・・・・・・・・
今日、こちらはすっかり晴れて、波も静かで、
ほんとうにスッキリしたいい日でした。
夕景もこの通り。
満月で明るく、月の道が現れました。
きっと、空気も澄んでいるから余計にきれいに
見えるのだと思います。
サンマも脂がのって、うんめー時期。
みなさん、ぜひ東北&東北沿岸部においでんせ!
ジャングル・ハウス
この春から、釜石へ行ったきりで、
ほとんど家にいることがありませんでした。
この夏、埼玉の熊谷近くの猛暑からは逃げ切って、
かなり涼しく過ごせたものの、久しぶりに帰れば、
庭はワイルド・ガーデンを越えて、雑草ジャングルに。
畑なんて、もっとたいへん。
ハテ、どうしたものかと頭を悩ませるこの数日です。
……と言っているうちに、またあちこち出かけなければ
ならず、結局手がつけられないまま、
晩秋になってしまいそうな。
そういえば、去年は、久しぶりに家に帰ったら、
かわいいコウモリが天井で留守番をしてくれていたっけ。
今年は……?
そう、釜石では、もうナナカマドが色づきはじめていました。
朝晩もかなり涼しくて、長袖シャツを羽織るくらい。
すごしやすいけれど、被災跡地に吹く秋風は
ふっとというか、スッとというか、
時折、身に差し込むように感じるときがあります。
人恋しくなります。
これから寒くなる季節を乗り越えるためにも、
どうぞ多くの方々のお出でを、お待ちしております。
海の幸も、これからが脂がのって、おいしいですよー。