2011-05-29

雨の中の田植え


台風接近のニュースに、土曜日は気ぜわしく、家族みんなで実家前の田んぼの田植え。途中、雨脚が強くなったり弱くなったりでウームと空をにらみながらの作業でしたが、午後3時半にはなんとかカタがつき、その後の補植もチャッチャと済ませ、本降りになる前に田んぼから上がることができました。去年は猛暑で激甚災害指定を受けた埼玉のお米。今年はなんとか良いお米がとれますよう...。
農作物は、土、水、光、空気、暑さ寒さなどの気候や環境の影響を直に受けるデリケートなもの。工業製品ではないのです。毎日おいしいごはんが食べられることは、実は当たり前のことではない......3月以降、そのことを改めて感じています。わたしたちの生活のありよう、見直す時期にきているのだと思います。



2011-05-28

東北地方、お天気になあれ!


今日は、白山小学校はじめ、岩手・釜石市内の小学校の多くが運動会の予定。昨日小学校にお電話したら、先生が「なんとか晴れてくれるといいんですけどね...」とぽつり。夜にふと思い立ち、よし、それじゃ、てるてる坊主を作ろう! 親戚のHaru君や、小学校の子ども達のニコニコ顔を思い出し、かわいいリボンもつけて、出来上がり。両手をあわせて、
「なんとか、東北を、晴れにしてください...お願いします....!」
でもさっき親戚からメールがあり、「今日はやっぱり雨なの。運動会は順延」とのこと。明日かあさって、なんとか晴れますよう。てるてるちゃん、よろしく、おねがい! (ちょっと「オバケちゃん」みたいな、てるてるになってしまいました)
わたしの方、今日は小雨の中、田植えの手伝い。台風が心配なこの数日です。



2011-05-26

しずかに咲く花 @ 釜石


今回、被災地へ行き(親類家族の住まう釜石中心)、港や防波堤、ガレキに埋まった町など、あちこちを見て回りました。写真も撮りました。天地逆になりつぶれた車の数々、ガレキの中に見える鍋やお茶碗、子どものおもちゃ、箪笥、時計、テレビなどの生活用品。高い木の上に引っかかった洋服やネクタイ、石灰がまかれた町中、潮のきつい臭い、壊れた家の前にぽつんと立てられた赤い旗(撤去を希望の意味)...実際この目で見ていても、信じられない光景でした。特に津波の後に火災が発生した地域の光景は、心に重い蓋がかぶせられてしまったような......阪神淡路大震災時の鷹取地区の被災状況が重なり、カメラを向けることができませんでした。
でも、東北はほんとうはすばらしいところなのです。空は高く、季節は春から夏に向かい山の木々も日ごとに色を変え、山菜も、海の幸も豊かで、人々はあったかい。悲惨な映像はテレビや新聞で十二分に観ているので、このHPではそれとはちがう、東北のよいところを少しでも知っていただきたいと思いました。
釜石の、少し内陸に入った沢沿いでみつけた花。楚々として美しかった...また子どもたちに会いに、復興していく町を見に、必ず出かけたいと思っています。
(被災地の状況や感じたことなど、今後は別コーナーを設けて少しずつ紹介していく予定です)




2011-05-24

両石町の堤防 @ 釜石市


もう少し、地震と津波のことを。
両石町は、釜石市街と鵜住居地区の間にある集落。津波は想像を超える力で堤防を超え、引き、破壊していきました。堤防の先の、海に切り立った山(木々)を見ると、あるところまで緑色、その下が茶色になっています。これは、その高さまで津波が押し寄せたということ(なぎ倒されたり、海水に浸かって枯れた)。この堤防の内側にも、やはりたくさんの家がありました...。
今、海は青くおだやかで、高台からはるか沖を眺めている分には、津波のことなど容易に想像できないくらいです。でも足元には現実の風景。神戸のときと同様、この目で見、感じた以上....小学校の子ども達との交流や本を通じての関わりなど、自分の立場でできることを少しずつでもやっていきたいと考えています。




2011-05-23

東北の山菜・シドケ @ 岩手


釜石滞在中は、被災した親戚の家(津波で流されたため、その後抽選で当たった雇用促進住宅)に寝泊まりさせてもらっていました。たいへんな時期なのに、わたしのご飯のことなども気づかってくれ、申し訳ない思いでした。
そんなある日の夕ご飯に、色の濃いお浸し風の青菜が。「これ、なあに?」「山菜で、シドケっていうんだよ」。しっかりした歯ごたえと、セリに似たちょっと渋めの大人の味。とってもおいしいー!
これがそのシドケ。釜石〜遠野間にある「道の駅/遠野 風の丘」で発見。山菜図鑑で調べたところ、「シドケ=モミジガサ。キク科の植物で、東北地方の代表的な山菜のひとつ。湿り気のあるところに多い....」。この時期は、ほかにワラビ、ゼンマイ、コゴミ、ギョウジャニンニク、ウルイなど、野山は山野草の宝庫。東北は海・山の幸ともに豊かなすばらしい場所なのです。今後、ぜひ多くの方々に東北へ出かけてほしいと願っています。



2011-05-20

元気いっぱい @ 白山小


白山小学校では、2年生のお友達と、お昼の給食もごいっしょさせていただきました。久しぶりのコッペパン。おでん卵もおいしかった! (一日も早く、給食の体制も震災前の状態に戻ることを祈っています)
昼休みの校庭で、2年生をみーつけ! 外で走り回る子どもたちの姿、まぶしかったです。



2011-05-08

超お気に入り 農作業道具


先日、買ってしまいました、この「押し切り」”豊作君”。刃渡り30cm、レバーを押し下げると、下についている刃がスライドして稲藁をザクザク。連休の2日間は、これで藁を40束ぐらい細かく切って、堆肥づくりに専念。いやー、切れる道具は気持ちいいー! 国産の刃なので、切れなくなったら研ぎのメンテナンス・サービス付き。やっぱり仕事は道具に尽きるか....。




2011-05-08

バラ満開


フェンスが真っ白なバラでいっぱい。風が吹くとヒラリひらりと散ってしまうので、楽しめるのは1週間ほど。この時ばかりと、蜜蜂もブンブン。いい季節。



2011-05-07

稲の種まき


連休は、実家の稲の種まきと苗箱出し、そして畑の堆肥づくりで終わったような...。労働のおかげで筋肉モリモリ、ご飯がおいしい日々でした。
4日の種まきには兄の中学時代からのお友達も参加。家族も大勢そろって、単調な仕事もにぎやか&キビキビ。みんなで仕事ができるっていうのも、何でもないようだけれど幸せだな...。休憩時のお茶とみつ豆が、とびきりおいしく感じたのでした。(あ、わたし写真撮ってるだけ!?)



2011-05-07

おばちゃんのイチゴ @吉見町


先日のイチゴの味が忘れられず、再び吉見町へ。吉見排水機場の近く、土手の手前のかわいい看板とミニハウスが小林農園さんの出店。
「こんにちはー」と入って行くと、おばちゃんが「はい、どうぞ」とイチゴのヘタを取って試食?させてくれます。一つ二つ三つ四つ....えーっ、こんなにいただいちゃっていいの!?  と思うくらいの大サービス。やっぱりここのイチゴは甘さがちがう...!!
今シーズンは連休で終わり。「一番おいしいのは、最盛期の1月後半〜3月ごろだね。イチゴも大きいし甘みも違うよ」とのこと。来シーズンは脇目も振らず、おばちゃんのところへ行こう! たくさん買ったイチゴの半分はジャムに。来週、釜石で被災したいとこの家へのお土産に持って行く予定です。