東北の山菜・シドケ @ 岩手
釜石滞在中は、被災した親戚の家(津波で流されたため、その後抽選で当たった雇用促進住宅)に寝泊まりさせてもらっていました。たいへんな時期なのに、わたしのご飯のことなども気づかってくれ、申し訳ない思いでした。
そんなある日の夕ご飯に、色の濃いお浸し風の青菜が。「これ、なあに?」「山菜で、シドケっていうんだよ」。しっかりした歯ごたえと、セリに似たちょっと渋めの大人の味。とってもおいしいー!
これがそのシドケ。釜石〜遠野間にある「道の駅/遠野 風の丘」で発見。山菜図鑑で調べたところ、「シドケ=モミジガサ。キク科の植物で、東北地方の代表的な山菜のひとつ。湿り気のあるところに多い....」。この時期は、ほかにワラビ、ゼンマイ、コゴミ、ギョウジャニンニク、ウルイなど、野山は山野草の宝庫。東北は海・山の幸ともに豊かなすばらしい場所なのです。今後、ぜひ多くの方々に東北へ出かけてほしいと願っています。
元気いっぱい @ 白山小
白山小学校では、2年生のお友達と、お昼の給食もごいっしょさせていただきました。久しぶりのコッペパン。おでん卵もおいしかった! (一日も早く、給食の体制も震災前の状態に戻ることを祈っています)
昼休みの校庭で、2年生をみーつけ! 外で走り回る子どもたちの姿、まぶしかったです。
超お気に入り 農作業道具
先日、買ってしまいました、この「押し切り」”豊作君”。刃渡り30cm、レバーを押し下げると、下についている刃がスライドして稲藁をザクザク。連休の2日間は、これで藁を40束ぐらい細かく切って、堆肥づくりに専念。いやー、切れる道具は気持ちいいー! 国産の刃なので、切れなくなったら研ぎのメンテナンス・サービス付き。やっぱり仕事は道具に尽きるか....。
稲の種まき
連休は、実家の稲の種まきと苗箱出し、そして畑の堆肥づくりで終わったような...。労働のおかげで筋肉モリモリ、ご飯がおいしい日々でした。
4日の種まきには兄の中学時代からのお友達も参加。家族も大勢そろって、単調な仕事もにぎやか&キビキビ。みんなで仕事ができるっていうのも、何でもないようだけれど幸せだな...。休憩時のお茶とみつ豆が、とびきりおいしく感じたのでした。(あ、わたし写真撮ってるだけ!?)
おばちゃんのイチゴ @吉見町
先日のイチゴの味が忘れられず、再び吉見町へ。吉見排水機場の近く、土手の手前のかわいい看板とミニハウスが小林農園さんの出店。
「こんにちはー」と入って行くと、おばちゃんが「はい、どうぞ」とイチゴのヘタを取って試食?させてくれます。一つ二つ三つ四つ....えーっ、こんなにいただいちゃっていいの!? と思うくらいの大サービス。やっぱりここのイチゴは甘さがちがう...!!
今シーズンは連休で終わり。「一番おいしいのは、最盛期の1月後半〜3月ごろだね。イチゴも大きいし甘みも違うよ」とのこと。来シーズンは脇目も振らず、おばちゃんのところへ行こう! たくさん買ったイチゴの半分はジャムに。来週、釜石で被災したいとこの家へのお土産に持って行く予定です。
アート!
昨日は諸々の用で表参道へ。行きにブラブラ。こんなディスプレイを見つけました。wow! 帰りは渋谷へ向かってテクテク。思わぬ出会いとお買い物、そしてちょっと欲張って上映が始まったばかりの映画「マーラー」を(大好きな「バクダット・カフェ」の監督ということで)。artな一日、充実。
書きたいテーマやいろんな企画、頭の中で考えるだけではなく、足で稼いで目で見て肌で感じて、とにかく吸収吸収。
目に映るものみんな美しくて
庭に出てはパシャ、畑に行ってはパシャ、空を見てはパシャパシャ、他所のお宅でごちそうになってもパシャパシャパシャ...カメラが放せないこのごろです。
昔、ある人に言われたことがあります。「物を見て、きれいだなとか、素敵だなと思って心に響いたら、その気持ちを持ちながらシャッターを押しなさい」と。「それをなんで美しいと思ったのか、何に心を動かされたのか、自分の心に確認しておくといいよ」とも。
普段そこまで思ってシャッターを押しているかと問われると返事に窮しますが、でも、思わず「わーっ、すてきー!」とつぶやきながら撮っているのは確か。中でもやっぱりnatureと人の笑顔、撮るのが好きです。
里芋ちゃん、ありがとう
去年、畑の里芋はさんざんでした。猛暑に加え、大きな芋虫がバリバリ葉っぱを食べてしまい、秋にはしょぼくれた茎が残るばかり。芋はできていないと思い込み、そのまま放ったらかしに。
ところが連休前、そこをミニトラクターで耕そうとしたら、大きな里芋がゴロゴロ。えっ、実は大収穫だった!? 昨春、籾殻をたっぷりまいて耕しておいたせいか、土もフカフカ、お布団状態で里芋を冬の霜から守ったみたいです。その里芋を種芋にして、4/27に植えました。28日にはショウガも。自家製堆肥もしっかり鋤き込んで、今年は根もの野菜、気合い入れて育てます!
新しい絵本が6月に
昨年の今ごろ、わたしはアメリカのテキサス州ダラス近郊にいました。ヒロシマとアメリカを舞台にした絵本の取材のために。小さな人形が二つの国を結ぶお話です。
ナンシー・ミーダーズさん(赤いジャケットの女性)とそのご家族にお目にかかり、ヒロシマや原爆のこと、互いの国や文化について語り合ったり、いっしょにご飯を食べたり、ドライブしたり.....充実した時間をすごしました。取材というより、互いを理解しようと気持ちが寄り添うような、あたたかな時間でした。
その絵本が、ようやく6月半ば過ぎに出版されます。一足先に見せていただいた挿絵も、ため息が出るようなすてきな絵。...詳細は、改めて後ほどご紹介しますね。左下が、その人形です。